こんにちは、私が参加したファイナンシャルプランニング(FP)セミナーで学んだ内容を共有したいと思います。本セミナーでは、ライフイベントと資産形成についての知識を深め、将来の計画を立てるための具体的な方法を学びました。以下に、その内容を詳しくご紹介いたします。
場所 | 札幌市中央区北4条西6-1 毎日札幌会館 5階 北海道札幌市TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前 |
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日時 | 2024年7月27日 13:00~16:40 |
今回のセミナーは三部構成で行われました。第一部では「ライフイベントと資産形成」について詳しく解説されました。
各ライフイベントに対してどのくらいの費用がかかるのかを考えることは、資産形成の第一歩です。以下に、各ライフイベントに必要な金額の詳細を示します。
結婚にかかる費用は、結婚式や新婚旅行の費用を含めて平均的に約327万円です。この金額には、挙式、披露宴、ドレス、フラワーアレンジメント、写真撮影、披露宴会場の装飾など、結婚式に必要なすべての要素が含まれます。
子供の誕生にかかる費用は、公立病院での出産の場合約46.3万円、私立病院での出産の場合約50.6万円です。これには、出産時の入院費用、医療費、初期の育児用品(ベビーベッド、ベビーカー、衣類など)の費用が含まれます。また、育児用品や初期の医療費として追加で約10万円から30万円が必要です。
マイホームの購入には、住宅ローンの頭金が必要です。一般的には物件価格の20%が頭金として必要で、例えば3,000万円の物件なら約600万円の頭金が必要です。実際の平均頭金は物件価格の10%から20%が多いです。
子供の教育にはかなりの費用がかかります。公立学校の場合、小学校から高校までの費用は約500万円、私立学校の場合は約1,800万円が必要です。また、大学の費用は、公立大学で約500万円、私立大学で約700万円から1,000万円がかかります。
子供が独立する際の支援費用も考慮する必要があります。一人暮らしを始めるための初期費用(敷金、礼金、家具家電購入費など)は約50万円から100万円が一般的です。
退職後の生活資金も重要な要素です。退職後の生活費は、毎月の生活費(約25万円から30万円)と20~30年間の生活費用を考慮すると、約6,000万円が必要です。
年金を受給するための準備と計画も大切です。年金制度を理解し、適切な年金プランを選択することで、老後の生活を安心して過ごすことができます。
何をやりたいかの計画 | |
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旅行 | 家族旅行や海外旅行の計画。行きたい場所や期間を具体的に考える。 |
起業 | 新しいビジネスを始める計画。ビジネスモデルや市場調査を含む。 |
教育資金 | 子供の教育のための計画。学校選びや学費の見積もり。 |
住宅取得 | 新しい家を購入する計画。理想の場所や家のタイプを決める。 |
買い物 | 大きな買い物の計画。車や家具など。 |
老後 | 退職後の生活の計画。必要な生活費や趣味を考える。 |
病気 | 健康管理や予防の計画。医療保険や健康診断のスケジュールを立てる。 |
実現する金額 | |
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時期 | |
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貯蓄の計画 | |
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仕組み | |
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旅行 | |
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計画 | 2025年に家族でハワイに旅行。滞在期間は10日間。 |
費用 | 航空券50万円、宿泊費30万円、食費・現地交通費20万円。 |
時期 | 2025年8月。 |
貯蓄 | 毎月2万円を旅行用の口座に貯蓄。 |
仕組み | 旅行積立プランを利用。 |
教育資金 | |
計画 | 子供の大学進学資金。 |
費用 | 公立大学で約500万円、私立大学で約800万円。 |
時期 | 2030年からの4年間。 |
貯蓄 | 毎月3万円を教育資金用の口座に貯蓄。 |
仕組み | 学資保険や積立投資信託を活用。 |
例:200万円を5年で貯めるプラン | |
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目標金額 | 200万円 |
期間 | 5年間 |
年間目標 | 40万円 |
月間貯蓄額 | 毎月15,000円 |
ボーナス貯蓄 | ボーナス時に年間10万円 |
ステップ | |
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目標設定 | 200万円を5年間で貯めると決める。 |
年間目標 | 1年間で40万円を貯めることを目標にする。 |
月間貯蓄額 | 毎月15,000円を確実に貯蓄する。 |
ボーナス貯蓄 | ボーナスの時期に年間で10万円を追加で貯蓄する。 |
進捗確認 | 定期的に貯蓄状況を確認し、計画通りに進んでいるかチェックする。 |
本来の貯蓄方法 | |
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方法 | 一般的には、「収入 - 支出 = 貯蓄」という形で、収入から支出を引いた残りを貯蓄に回します。しかし、この方法では支出が多くなると貯蓄が少なくなるリスクがあります。 |
先取貯蓄の考え方 | |
方法 | 先取貯蓄は、「収入 - 貯蓄 = 支出」という考え方を取り入れます。つまり、収入から先に一定額を貯蓄として取り分け、残りの金額で生活費やその他の支出を賄う方法です。 |
収入額の確認 | 毎月の手取り収入を把握します。 |
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貯蓄目標の設定 | 具体的な貯蓄目標を設定します。例えば、毎月の収入の20%を貯蓄に回すと決めます。 |
自動振替の設定 | 給与振込日に自動で一定額を貯蓄口座に振り替える設定を行います。銀行の自動振替サービスを利用すると便利です。 |
残りを支出に充てる | 貯蓄を差し引いた後の残りの金額で生活費やその他の支出を管理します。 |
収入 | 月30万円 |
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貯蓄 | 月6万円(収入の20%) |
支出 | 残りの24万円で生活費やその他の支出を賄う |
確実な貯蓄 | 先に貯蓄額を確保するため、無理なく貯金を続けることができます。 |
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支出のコントロール | 残りの金額で支出を管理するため、無駄な支出を抑える効果があります。 |
貯蓄習慣の確立 | 先取貯蓄を習慣化することで、計画的な資産形成が可能になります。 |
財形貯蓄 | |
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概要 | 財形貯蓄は、給与天引きで貯蓄する制度です。給与の一部をあらかじめ貯蓄用の口座に振り込むことで、貯蓄を強制的に行います。 |
メリット | 自動的に貯蓄が行われるため、手間がかからず、着実に貯めることができます。また、利子が非課税になるなどの税制優遇もあります。 |
注意 | 自動的に貯蓄が行われるため、手間がかからず、着実に貯めることができます。また、利子が非課税になるなどの税制優遇もあります。 |
自動積立定期 | |
概要 | 自動積立定期は、毎月決まった日に一定額を自動的に定期預金口座に積み立てる仕組みです。通常の定期預金と同様に、一定期間預け入れることで利息がつきます。 |
メリット | 自動的に貯蓄が進むため、計画的に資産を増やすことができます。また、定期預金のため、安全性が高いです。 |
具体例 | 毎月1万円を自動積立定期に積み立てる。3年後には36万円+利息が貯まる。 |
NISA(少額投資非課税制度) | |
概要 | NISAは、年間一定額の投資に対して、運用益が非課税になる制度です。一般NISAとつみたてNISAの2種類があります。 |
一般NISA | 年間120万円までの投資に対し、5年間非課税。 |
つみたてNISA | 年間40万円までの積立投資に対し、20年間非課税。 |
メリット | 投資の運用益が非課税となるため、長期的な資産形成に向いています。少額から始められるため、初心者にも適しています。 |
具体例 | 毎月3万円をつみたてNISAで投資信託に積み立てる。年間で36万円を投資し、運用益が非課税となる。 |
NISAについて説明しましたが、2024年1月から「新NISA」が始まっています。その違いを以下で説明します。
新NISAの3つのメリット | |
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ずっと非課税 | 新NISAでは、非課税保有期間が無期限となり、保有期間に関係なく非課税で運用が可能です。これにより、長期的な投資がしやすくなります。 |
非課税限度額が増加 | つみたて投資枠と成長投資枠の限度額が大幅に増加しました。新NISAでは、つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円まで非課税で投資が可能です。生涯で最大1,800万円まで非課税で投資することができます。 |
成長投資枠の活用 | 新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を同時に活用することができます。これにより、つみたてNISAと一般NISAの選択制だった従来の制度に比べ、柔軟な投資が可能になります。 |
つみたて投資枠 | 年間120万円まで |
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成長投資枠 | 年間240万円まで |
非課税保有限度額 | 生涯で最大1,800万円 |
非課税保有期間 | 無期限 |
一人暮らし | |
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目標 | 手取り収入の1割を貯蓄に回す |
理由 | 一人暮らしの場合、家賃や生活費が多くを占めるため、無理のない範囲で貯蓄を行うことが大切です。 |
具体例 | 手取り収入が20万円の場合、毎月2万円を貯蓄する。 |
実家暮らし | |
目標 | 手取り収入の3割を貯蓄に回す |
理由 | 実家暮らしの場合、家賃や食費などの負担が少ないため、その分を貯蓄に回しやすい環境です。将来の独立や大きな買い物に備えて貯蓄を増やすことができます。 |
具体例 | 手取り収入が20万円の場合、毎月6万円を貯蓄する。 |
資産形成の際には、目的に応じて適切な金融商品を選択することが重要です。以下に、具体的な目的に応じた金融商品の選択例を示します。
普通預金・貯蓄預金 | |
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概要 | 普通預金や貯蓄預金は、いつでも引き出せるため、急な出費に対応するための資金として最適です。 |
メリット | 流動性が高く、すぐに現金を引き出せるため、急な出費に迅速に対応できます。 |
具体例 |
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投資信託・NISA・株式 | |
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概要 | 長期的な資産形成を目的とし、急な引き出しが不要な資金を運用するために利用します。 |
メリット | 長期的な運用により、資産の増加を狙うことができます。税制優遇もあり。 |
具体例 |
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定期預金・個人向け国債・財形 | |
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概要 | 数年後に必要となる資金を計画的に貯めるために利用します。一定期間の運用後に引き出すことを前提としています。 |
メリット | 定期預金や国債は元本が保証されており、安全性が高い。財形貯蓄は税制優遇があり、計画的に貯蓄できます。 |
具体例 |
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これらの金融商品を目的に応じて選択することで、効率的に資産を形成し、将来の目標に向けて計画的に貯蓄を進めることができます。
先日、ファイナンシャルプランニング(FP)セミナーに初めて参加しました。初心者の私にとって、非常に有益で学びの多い時間を過ごすことができました。以下に、私の感想をまとめます。
セミナーは三部構成で行われ、私は第一部「ライフイベントと資産形成」に参加しました。具体的なライフイベントごとの費用や、それに対応するための資産形成の方法について学ぶことができました。結婚、子供の誕生、マイホーム購入、子供の進学、退職後の生活費など、人生の各段階で必要な資金を具体的に知ることができたのは大変参考になりました。
特に印象に残ったのは「先取貯蓄」の考え方です。収入からまず貯蓄額を差し引き、残りの金額で生活費を賄う方法を知り、これにより確実に貯蓄を続けることができると理解しました。この考え方を取り入れることで、無駄遣いを防ぎ、計画的に資産を増やすことができそうです。
200万円を5年間で貯める具体的なプランを学びました。目標金額を設定し、それを達成するための年間目標、月間貯蓄額、ボーナス貯蓄などのステップを具体的に示してもらえたので、自分でもすぐに実践できると感じました。
財形貯蓄、自動積立定期、NISAなど、貯蓄や投資を自動化する方法についても学びました。これらの仕組みを活用することで、手間をかけずに計画的に貯蓄を進めることができる点が魅力的でした。
このセミナーを通じて、ライフイベントに備えた資産形成の重要性を深く理解しました。これからは、学んだ知識を活かして具体的な貯蓄計画を立て、将来の目標に向けて着実に資産を形成していきたいと思います。
初心者の私でも分かりやすく、実践的な内容で非常にためになるセミナーでした。参加して本当に良かったです!
会社名 | 合同会社第一Web |
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代表者 | 加藤 洋輝 |
所在地 | 〒003-0002 札幌市東札幌2条5丁目3―15 ドルチェ富士1F―B |
主たる業務 |
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資本金 | 350万円 |
上記番号に発信できます。
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