直葬に参列する際のマナーを始め、葬儀会社で実施しているプランなどを紹介

お金と生活 -Money&Life-

  • トップページ
  • 直葬に参列する際のマナーを始め、葬儀会社で実施しているプランなどを紹介

直葬に参列する際のマナーを始め、葬儀会社で実施しているプランなどを紹介

一般的なお葬式で行われているお通夜式や告別式を行わない、新しい形式のお葬式に直葬があります。
最近ではこの直葬を選ぶ家庭が増えているため、各葬儀会社でも様々なプランを提案しています。
一般的に馴染みが少ないと思われがちですが、料金的にも負担が少ないため選ばれるようになりましたが、あくまでも葬儀ですので参列者にはマナーが求められます。
直葬に参列する際のマナーを始め、葬儀会社で実施しているプランなどを紹介していきます。

直葬のマナー

直葬のマナー

直葬もお葬式の一種になりますので、一般的なお葬式と同じように基本的なマナーがあります。
直葬では、一般的なお葬式にあるようなお通夜式や告別式をする必要もなく、そのまま火葬に付すのが特徴です。
そのようなこともあり家族葬や密葬と同じように、家族や親戚など身内だけの少人数で行うことが多いです。
実際にお葬式に参列したとしても火葬だけしか行いませんので、一般的なお葬式のような服装にこだわる必要はあまりないと思います。

ただそれでも他の方も参列しますので、そこは一般葬と同じようなマナーが適用されます。
従って直葬に参列する際も喪服や黒色のスーツ、紋付き袴など一般的な常識の範囲内で決めるといいでしょう。
お葬式では香典も必要ですが、直葬の場合は一般的な葬儀とは内容が異なります。
お通夜式や告別式は行いませんので、香典は用意しないことがほとんどです。
遺族側もそのようなお葬式の内容を踏まえ、最初から香典を辞退することもあります。
そのため通常は必要ありませんが直葬でも用意する人がいますので、そのときは返礼品を渡しましょう。

直葬のプラン

葬儀会社では様々なプランを提供していますので、直葬を希望される方は確認してはいかがでしょうか。
その一例を紹介します。
参列者数が10名程度の直葬では、葬儀費用は290,000円、263,000円程度になります。
直葬は遺体を直接火葬場に搬送するお葬式であり、葬儀会社によってその内容は異なります。
こちらのプランでは寝台車でお迎えをし、遺体を安置してもらえます。
また希望によっては僧侶が枕経もあげてくれますので、直葬のお経が心配になっていた方も安心です。
他にも様々なサポートが行われ、死亡した後や相続の手続き、遺品整理や回忌法要なども含まれることがあります。

さらに葬儀費用信託の相談にも乗ってもらえますので、直葬の費用が気になる方は相談してみるといいでしょう。
セット内容としては、寝台車(お迎え10kmまで)、霊柩車、死化粧(納棺)、棺(桐棺・布団一式)、吸水シーツ、ドライアイス(1日分)、セレモニースタッフ(セレモアテンダント)、花装飾(送り花)、飲食・返礼品関連などがあります。
またお別れ室(出棺前に集まるお別れの部屋)も装備されています。
遺体安置については1泊2日、その他に24時間面会や骨壺、骨箱もあります。
火葬料金は地域によっても異なりますので、事前に地元の火葬場に問い合わせておくと良いでしょう。

これは直葬の一例ですので、その他にも様々なプランがあります。
葬儀会社の中には全国に対応しているところもありますので、近くに希望する葬儀会社がない場合は、そのような全国に対応した会社を選ぶのも方法と言えるでしょう。
葬儀会社では事前に無料の相談制度を設けているところもありますので、不安な方はまずは相談から始めてみるといいかもしれません。
これら葬儀プランはネットでも調べることができますので、まずは確認しておきましょう。

直葬の香典。身内はどうしたら?

直葬の香典。身内はどうしたら?

お葬式と聞くと香典をイメージする人もいると思いますが、直葬でも用意する必要があるのでしょうか? 疑問に感じる人もいるかもしれませんが、直葬での香典は原則的に香典を受け取るのか受け取らないのかは、すべて喪主などの遺族側の判断に委ねられています。
そのためお住まいの地域や家庭などによって、香典の内容についても異なるのが現状です。
喪主側から事前に香典不要のお知らせや連絡があったときは、その場で香典を渡すことはマナー違反になりますので注意しておきましょう。

一方で遺族側から香典について特に連絡がないときは、一応準備しておいた方がいいでしょう。
何故なら香典というのは、元々相手に対する心遣いや気持ちの程度を表す意味合いを持っているからです。
そのため念のために準備をしておき、状況によって渡すといいでしょう。
ただし香典を渡したときに断られることもあるのですが、その場合は無理に渡してはいけません。
遺族側の気持ちを察してあげることが大切です。
以下でそれぞれについて、具体的に紹介しておきます。

身内が喪主の場合

身内が喪主を務める場合(夫や妻、未婚の子供など)は、基本的に香典を用意する必要はありません。
また自分の父や母が喪主になったときや自分が結婚した家庭を持っていても、香典の必要はないとみていいでしょう。

遺族側が辞退する場合

直葬では、遺族側が香典を辞退することがあります。
お葬式にとって香典はとてもありがたいお金ではありますが、一方で香典返しなど遺族側にとって大きな負担になることも少なくありません。
香典については様々な事例があります。
お葬式が終わった後に香典返しを行うための事務など引き続きの作業をする必要がある、いただいた香典をどのように分配すればいいのか遺族側で揉めたりトラブルになることがある、香典返しを行うために新たに品物を選定したりなどの事務作業が出てくるなど、香典をいただいたばかりに遺族側の負担が増えてしまうこともあるのです。

中でも香典返しというのは、いただいた金額や生前の故人との関係性などを熟知した品物を決める必要があります。
そのため遺族側にとっては、大きな負担に繋がりやすいのです。
直葬の香典については以上のような事情があることから、最初から辞退する遺族もいます。
遺族側から香典辞退のお知らせが届いたときは、無理に渡さないようにしましょう。

直葬の香典の金額

香典には相互扶助の気持ちを始め、故人に対する供養という意味合いが込められています。
そのため香典の額については、実際に渡す相手によって金額も変わってきます。
通常は相手と故人との関係性が深ければ深いほど、香典の金額も高くなるのが一般的です。
直葬の香典ですが、その金額相場は以下の相場を参考にするといいでしょう。

香典を渡す相手が身内の場合

香典を渡す相手が身内の場合、自分と喪主が同じ立場にあるときは香典をいただく側になります。
そのため香典を準備する必要はありません。
一方で喪主の身内でありながら、自分と喪主が同じ立場にないときは香典の準備を行います。
その場合の香典相場は、祖父母であれば1万円程度、それが両親の場合は5~10万円程度、そして兄弟姉妹であれば1~5万円程度が相場となります。
また知人や会社関係者の方であれば、3~5千円程度が一般的です。
香典の金額についてはそれぞれの家族で異なりますが、高ければ良いというものでもありません。
それぞれの状況によって判断することが求められます。

人気が上がっているお葬式の一つに直葬がありますが、こちらも普通のお葬式と同じですのでマナーを守る必要があります。
例えば香典もその一つであり、直葬の香典はその家によって受け取るか否かが異なります。
また葬儀会社では直葬のプランを用意しているところもあり、どれも通常の葬儀より金額的には安めになっています。

サイトカテゴリー

お金について
貯蓄について
仕事とお金について
結婚とお金について
家と車とお金について
保険とお金について
会社とお金について
老後とお金について
葬儀とお金について