永代供養はどこでできる?

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永代供養はどこでできる?

永代供養はとても便利なサービスですが、どこに申し込みすれば行うことができるのでしょうか?
また永代供養を行うことに決めたときの、仏壇や位牌などはどういう扱いなのかも知っておきたいところです。
永代供養や、それに伴う仏壇や位牌などについてを紹介していきます。

永代供養はどこでできる?

永代供養はどこでできる?

永代供養は、供養先である施設の管理者が遺族に変わって、故人の遺骨の供養や管理をしてくれるサービスです。
永代供養のサービスを受ける際は事前に申し込みする必要がありますが、どこに申し込みすればいいのか初めての方は戸惑うかもしれません。
永代供養は菩提寺や霊園などの施設でサービスを提供していますので、興味がある方はまずは一度問い合わせてみると良いでしょう。

近所に日頃からお付き合いのある菩提寺などがある方は、相談してその内容を確認してみるのもいいと思います。
またインターネットでも調べることができますので、検索をすると見つかる可能性もあります。
少子高齢化などの影響もあってお墓を管理してくれる人が少なくなった現在、このような永代供養に関心を示す人が増えているようです。
今後は、その数はもっと増えるかもしれません。
生前の永代供養も可能ですので、将来的に永代供養を予定している方は早めに準備しておくと良いでしょう。

永代供養をするまでの流れや手続き

実際に永代供養を行うまでの流れや手続きについてを紹介します。

①永代供養の形態の選択
永代供養を行うときは、最初にその形態を選択する必要があります。
永代供養には、合祀墓、納骨堂、集合墓、個人墓、夫婦墓、樹木葬、散骨など様々な形態がありますので、その中から各自に合った方法を選ぶことになります。
供養にかかる費用はもちろん、それ以外にも永代供養の内容やメリット・デメリットなど、様々な面を考慮しながら選ばなければなりません。
各施設に電話やメールなどで問い合わせを行い、内容などを確認してみた方が早いかもしれません。
後で後悔することがないように、家族や親戚などと相談して決めましょう。
②永代供養のサービスを提供してくれる施設の検索
どのような形態で供養をするかが決まったら、その後は施設の選択になります。
実際にどこで永代供養のサービスを提供しているのか、リサーチする必要があります。
これはネット検索でも可能ですので、実際に検索してみるといいでしょう。
③遺骨の移動
永代供養をしてもらう施設が決まったら、その次は遺骨を移動します。
永代供養の方法としては、既に遺骨をお墓などに埋葬している場合と、火葬をした後にそのまま永代供養墓に埋葬する場合とがありますが、それぞれで手続きが少し異なりますので注意しておきましょう。
改葬をする場合

改葬をする際は、墓じまいをすることもあります。
墓じまいというのはお墓を閉じる行為になり、その後に新しい施設に遺骨を移動することになります。
既にお墓がある場合には、次の書類を用意する必要があります。
それが埋葬(埋蔵)証明書、受入証明書、改葬許可証です。

最初から永代供養をする場合

最初から永代供養をする場合には、埋葬許可書を用意しておく必要があります。
この埋葬許可証を新しい施設に提出します。

以上が永代供養を行う際の大まかな流れになりますが、永代供養を申し込みするときは、永代使用承諾証、火葬許可証、改葬許可証が必要ですので事前に準備をしておきましょう。

永代使用承諾証

永代使用承諾書は、生前に永代供養の申し込みをする際に必要となる書類ですので、改葬の場合はそのすべての手続きで必要です。
永代使用承諾証がないと、納骨が許可されませんので注意しなければなりません。
納骨が可能な場所は、お寺や納骨堂、公営霊園や民間霊園とされていますが、それらの施設から土地を借りることで可能になります。
実際に永代使用料を支払えば永代使用承諾証が発行され、その土地での納骨ができるようになります。
なお永代使用料は、お墓に納骨される1人辺りの料金ですので、夫婦で使用する場合は2人分の永代使用料が必要になり、その分の永代使用許可証を発行してもらわなければなりません。

火葬許可証

火葬許可証は埋葬許可証とも呼ばれており、遺族が永代供養を申し込む際に必要な書類です。
家族が亡くなった後や火葬をするときに必要となり、これは死亡届を役所に提出すると発行されます。
また火葬許可証は、火葬後に埋葬するときも必要になってきます。

改葬許可証

改葬許可証は、改葬して供養するときに必要になる書類です。

永代供養後の仏壇と位牌はどうすればいいの?

永代供養後の仏壇と位牌はどうすればいいの?

永代供養が終わった後は、仏壇や位牌を用意する必要があるのか気になる点だと思います。
実際にその点について疑問を持つ方も少なくありませんが、仏壇や位牌について明確な決まりはありませんので、家族や親戚などと協議して決めれば良いでしょう。
必要であれば用意をし、永代供養をしているので必要ないと判断すれば、特に準備する必要はありません。
ただ仏壇や位牌は遺族の心の拠り所になるものですので、その点についてしっかり考慮することが大切です。

位牌

位牌は、故人の戒名や俗名、没年月日などが刻まれたものになり、故人の魂が宿るものと言われています。
昔から由緒正しいしきたりがあり、故人の魂を宿すことから手厚く扱われてきました。
一方で、お墓には肉体が宿ると言われています。
位牌は仏壇に安置するのが一般的ですので、それに手を合わせて故人を供養することになります。
供養を行う際に最も重要なのが位牌になり、これには特に仏教が影響しているように思われます。
そのため宗教によっては、位牌を作成しないところもあります。

永代供養後に仏壇は必要?

永代供養が終わった後、位牌と同じように仏壇の設置をどうするかといった問題も生じることがあります。
仏壇というのは、昔の家には当たり前のように設置されていたものです。
現在でも設置している家庭は多いと思いますが、時代の流れもあり、特に設置していない家庭も少なくはないでしょう。
仏壇は、仏様をお祀りする小さいお寺や、ご先祖様をお祀りする小さな家という意味を持っています。
仏壇には様々なものを置きますが、位牌もその一つです。
そのため位牌を設置するために仏壇も用意する家庭があるかもしれませんが、仏壇については位牌と同じようにそれぞれの家庭によって異なります。
位牌を他の場所に置く場合は、仏壇は特に設置しないという家庭もあるでしょう。
いずれにしても永代供養が終わった後の仏壇は、位牌と同じようにそれぞれの家庭で協議して決めることになります。
設置は特に必要ないと判断すれば、そのままでも良いと思います。

閉眼供養

永代供養後に仏壇を設置する場合には、開眼供養をするのが一般的です。
仏壇については開眼供養をしているのかが大きなポイントにもなり、実際に開眼供養をしていれば、その仏壇に先祖の魂が宿っているとされています。
また廃棄する際は閉眼供養をして、お寺や仏具店に引き取ってもらったり、仏壇自体を粗大ゴミとして廃棄することになります。
仏壇が開眼供養されているか不明な場合には、菩提寺などに尋ねてみましょう。

永代供養は、寺院や霊園などに申し込みをすることで、サービスを受けることができます。
また永代供養後の仏壇と位牌については特に決まりなどはありませんので、それぞれの家庭で決めることになります。
仏壇は永代供養後に開眼供養を行うのが一般的ですので、その場合は菩提寺などに相談しておくと良いでしょう。

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