通夜祭の香典や作法・服装について

お金と生活 -Money&Life-

通夜祭の香典や作法・服装について

お葬式を行う前にお通夜を行うというのは一般的ですが、こちらは通常仏式の儀式になります。
宗教が神道という家では、お通夜のことを通夜祭と呼んで仏式とは区別をしています。
通夜祭は、お通夜と内容はよく似てはいるので勘違いしがちですが、名称が違うということは香典やマナーなどにも違いが生じるのか疑問に感じる方もいるかと思います。
通夜祭に参列する際のマナーなどを紹介していきます。

通夜祭の場合の香典

通夜祭の場合の香典

通夜祭に出席する場合には、香典をどうすればいいのか悩む人も少なくはないと思います。
通夜祭も普通のお通夜とその内容は大体同じになり、参列する際は香典も一緒に持参することになります。
香典は通夜際に参列する際に渡す人が多いですが、当日にどうしても参列できない場合は、香典そのものを郵送しても特に問題はありません。
その場合は香典を不祝儀袋に包み、そのまま現金書留に入れて郵送することになりますが、その際にはお悔やみの手紙も一緒に送ると良いでしょう。

お悔やみの手紙の書き方

香典と一緒にお悔やみの手紙を送る場合には、白無地の便せんなどに黒やブラックのペンや毛筆を使用して書きます。
手紙には季節の挨拶や「拝啓」、「謹啓」などの頭語、「敬具」の結語などの記入は必要ありません。
お悔やみの手紙には、以下の事項を記入することになります。
「故人が亡くなった驚きと悲しみの気持ち」、「お悔やみの言葉」、「通夜祭に参列できないことについてのお詫び」、「香典送付の件」、「冥福を祈る言葉」などを意識して書きましょう。
以下が、お悔やみの手紙の文例になります。

「今回は○○様の突然の訃報に接し、とても大変驚いております。
○○様のご逝去に心からお悔やみ申し上げます。
かねてから御療養中と伺っておりましたが、その回復を心より願っていた所に舞い込んだ訃報に、ただただ驚くと同時に、御家族様の悲しみがいかばかりかと察しております。
(中略) 些少では御座いますが回向のしるしにお香典をお包みしましたので、御霊前に供えていただけますようお願い申し上げます。」

香典の表書き

通夜祭で香典を包む際には、不祝儀袋の表書きにも注意する必要があります。
不祝儀袋の表書きは宗教によって異なり、仏式の場合は「御霊前」、「御香典」、「御仏前」になります。
一方で神式では「御玉串料」や「御榊料」になりますので、当日は間違えないようにしましょう。
キリスト教の場合は「御花料」などです。
香典の表書きの前提になっているのが先方の宗教ではありますが、訃報が突然のことであったり、やむを得ない理由があったりして宗教が確認できないときは、表書きに「御霊前」としても許されるというルールがあります。
また表書きでは「自分の名前が涙によって薄くなる」という意味合いから、薄墨で書くのがマナーとされています。

不祝儀袋の書き方

不祝儀袋の書き方ですが、実際に包む金額によって袋の格も上がります。
包む金額が5千円以下の場合は水引が印刷されている略式の袋、1~2万円の場合は黒白の水引の袋、3~5万円のときは双銀の水引の袋、そして10万円以上の場合は大判のひだ折りのある袋です。
水引の色については、神式では黒白や双白、双銀を使用するのが一般的です。
仏式は黒白や双銀(銀1色)を、キリスト教式は白無地の封筒でも構いません。

香典に包む額

香典の金額について、故人や遺族との関係性の深さや包む側の社会的地位や年齢、また葬儀の規模や他方の慣習などによって異なります。
一般的には故人とのお付き合いが深ければ深いほど、金額が増えてくることになります。
さらに故人がその一家の主人であった場合なども、普通より多めに包みます。
だからと言って、多ければ多いほど良いというものではなく、相手側である遺族が香典返しをする際に悩まない程度の額が妥当です。
その場合は、以下の相場を基準にするといいでしょう。
友人やその家族5千円、隣人やご近所さん5千円、職場関係の人5千~1万円、仕事の取引先5千~1万円、叔父や祖母1~3万円、祖父母1~3万円、兄弟や姉3~5万円などです。

通夜祭の作法

通夜祭の作法

通夜祭は一般的なお通夜とよく似ていますが、異なる点もありますので事前に確認しておきましょう。

通夜祭の日までに神職に「帰幽報告」を行う

通夜祭を行う際には、喪に服す必要のない遠縁の人たちや世話役などに依頼して、通夜祭の前日までに神社に故人の死を伝えましょう。
その際は故人の姓名や臨終の日時を伝え、仏式の位牌にあたる「霊璽」や、故人の名前の記載した「銘旗」、さらに墓標の表書きなども一緒に依頼しておくと良いでしょう。
なお故人が生前に神社に対して病気治癒の祈願していたときは、通夜祭までにその祈願を解いてもらう必要があります。

故人の死装束は白い小袖に白足袋

故人の死装束は経帷子ではなく、白い小袖に白足袋をつけるのが一般的です。
臨終を迎えたときは、遺族は榊の葉に水をつけて故人の唇を潤して死水を取ります。
その後は、遺体の全身をアルコールに浸したガーゼや脱脂綿などで軽く拭いて清めます。
また仏式にあるように、装束を左右それぞれ逆にすることはありません。
ただ最近は、故人の死装束にはあまりこだわらない人も増えてきています。
そのようなときは、故人が生前に気に入っていた洋服などを着せて、その後に上から小袖を掛ければいいでしょう。

枕飾り

お通祭での枕飾りは、水や塩、洗米や御神酒、榊などを使用します。
遺体は胸元で合掌させて、顔に白い布をかぶせて寝かせるのが一般的です。
これらについては葬儀会社で行ってくれることもありますので、打ち合わせなどで確認しておきましょう。

通夜祭の服装

通夜祭に参列する際は、服装にも注意する必要があります。

男性の場合

男性の場合は、胸元はシンプルにしておきましょう。
その際にシャツは白無地のもので、ネクタイは黒無地のものを選択しましょう。
スーツについてはシングル、あるいはダブルのブラックスーツがおすすめです。
男性の方でアクセサリーを身につける人もいると思いますが、その場合は派手系のアクセサリーや時計は控えましょう。
スーツにカフスボタンを付けるのであれば黒石のものを使用し、ネクタイピンは付けないのがマナーです。
裾はシングルで靴下は黒無地、靴は光沢のないシンプルなものを選びましょう。

女性の場合

女性は髪をキレイにまとめ、髪飾りはできるだけ避けるようにしましょう。
どうしても付ける場合は、艶のない黒系のリボンやバレッタなどがおすすめです。
上着は長袖で、スカートの丈は少し長めにするのがポイントです。
スカートの丈については、正座をする際に膝が丁度隠れる程度のものが良いでしょう。
ストッキングは黒色で柄入りやラメ入りのものを選び、タイツは控えた方がいいでしょう。
靴やバッグについては黒の布製や、光沢のない革製で飾りがないものでも大丈夫です。
靴についてはオーソドックスなスタイルを選択し、ヒールは3~5cm程度が目安になります。
和装の場合は季節に合った素材を選ぶのが基本になり、冬場は羽二重や一越ちりめんを、夏場は駒絽や平絽にしましょう。
半襟や足袋などは白に統一し、それ以外の帯や帯締め、草履などは黒で統一しましょう。

通夜祭に参列する際には、一般的なお通夜と同じように香典を用意する必要があります。
また通夜祭では、作法や服装などについても注意しておきましょう。
参列する前に、通夜祭のマナーなどを確認しておくと良いでしょう。

サイトカテゴリー

お金について
貯蓄について
仕事とお金について
結婚とお金について
家と車とお金について
保険とお金について
会社とお金について
老後とお金について
葬儀とお金について