偲ぶ会は病院で行うこともある

お金と生活 -Money&Life-

偲ぶ会は病院で行うこともある

お別れの会や偲ぶ会は様々なところで行われていますが、実は病院もその一つとして挙げられています。
偲ぶ会を開催する時期や内容はそれぞれの遺族によって異なりますが、六曜や黙祷なども気になるところです。
偲ぶ会の内容について紹介します。

病院で偲ぶ会を行う?

病院で偲ぶ会を行う?

偲ぶ会を開くときはまず会場を決めることになりますが、最近では会を催す会場が多様化してきています。
全体的に多いのはホテルですが、それ以外に病院で行われることもあるのです。
特に有名な医師の偲ぶ会などが、よく話題になることがあります。
お別れの会や偲ぶ会はお葬式や告別式などとは異なり、宗教的要素がないのが大きな特徴と言えます。
そのため実際に行われる会場についても、お葬式や告別式などよりも選択の幅が広がります。
実は病院で行うことも可能ですが、会場になる施設によっては色々と制約もありますので注意しておきましょう。
特に厳しい制約などがなければいいのですが、ある場合は事前に確認しておく必要があります。

仏滅に偲ぶ会を行ってもいい?

よく仏滅の日にお通夜式やお葬式を行ってはいけない、などという話を聞くことがありますが、何故なのでしょうか? 何かしら意味があるからこそ、そのような話が出てくると思いますが、やはり気になるものです。
そのためには仏滅について、もっと知っておく必要があります。

仏滅

仏滅というのは六曜の一つになり、仏が「滅する」とされる大凶日を表しているとされています。
ちなみに六曜というのは暦注の一つになり、冠婚葬祭の行事を行う際の吉兆判断に利用されることが多いです。
六曜にはいくつかありますが、その中でも最も悪い日とされています。
ただその日は新しいことが始まるといった意味もあり、何かを始めるのに最も適した日とも言われているのです。
仏滅は日常生活にも馴染みがありますので、気になる人も多いのではないかと思います。
仏滅というのは六曜暦における吉凶を判断する要素の一つですが、陰陽道では「仏滅日」という略称で呼ばれています。

何かしらの物事を行うのに「凶の日」とされていて、何をするにも良いと言われる「大安」と一緒に、何かと話題になることが多くなります。
仏滅の日の結婚式は縁起が悪いということから、大安などの日を選ぶ人も少なくありません。
同じようにお葬式などの仏事についても避ける人が多いのが事実になり、そんな方は他の日を選択しています。
その余波は当然偲ぶ会にも及んでいますので、仏滅の日の偲ぶ会を避ける遺族もいます。
ただ六曜は迷信でもありますので、そう気にする必要はないと思います。

六曜と仏事は特に関係がない

六曜と仏事を気にする人も多いようですが、結論から言えば仏滅の日に偲ぶ会を開催しても、特に問題はありません。
何故なら、六曜の仏滅と仏事には何も関係がないからです。
そのため仏滅の日であっても、お葬式や法要などをしても特に問題はありません。
葬儀会館などでは、仏滅の日のセレモニーの料金を安くしているところもあるほどです。

そもそも六曜というのは暦注と呼ばれるものになり、カレンダーなどでよく目にすることがあります。
これは干支や陰陽五行などに基づき、その日や方角などによって吉兆を判断するために利用されるものです。
元々は中国を起源とした暦になり、日本にも伝わりました。
六曜の一つに仏滅があるのですが、仏滅と仏事には何ら関係がありませんので、そう気にすることはありません。

ただどんなに気にしなくても良いと言われても、家族や親族の中には仏滅などの六曜を気にする人が多いのも事実であることを忘れてはいけません。
仏滅の日に葬儀会館で行う偲ぶ会が安いからと言って、安易にその日に決めるのではなく、家族や遺族の方たちの配慮も必要です。
六曜と仏事とは全く関係ありませんが、仏滅は良くないという認識をお持ちの家族や親族の方がいる以上、親族全員としっかり協議をして決めることが望ましいです。

仏滅以外の六曜

仏滅と六曜の関係がよく取りあげられることがありますが、その他の六曜についても理解しておきましょう。
六曜の知識については、あまり触れる機会がない方もいるかと思います。
良い機会でもありますので、仏滅以外の六曜についての意味も一緒に押さえておきましょう。
仏滅以外の六曜としては、次のものがあります。

①先勝

先勝というのは「先んずれば即ち勝つ」という意味を持ち、何をするにしても早い方が良いということで使われています。
先勝の場合は、午前中が吉で午後が凶になっています。

②友引

友引は「凶事に友を引く」という意味を持っています。
この日は友を招くということからも、お通夜式やお葬式、告別式などを開催するのは良くないと言われています。

③先負

先負は「先んずれば即ち負ける」という意味を持ち、「急がば回れ」という意味で使われることもあります。
先負の場合は、午前が凶で午後が吉になっています。

④大安

大安はお馴染みですので、ご存知の方も少なくはないと思います。
この日は「大いに安し」という意味を持っていて、六曜での大吉日を表しています。
結婚式などの、慶事で選ばれることが多いのが特徴になります。

⑤赤口

最後は赤口ですが、こちらは陰陽道の赤舌日と呼ばれる羅刹神に由来しており、一般的に不吉な日とされています。
赤口の場合は正午の前後が吉になっていますが、全体的に赤は血や火災を意味することが多いので注意しておきましょう。
仏滅も縁起が悪いとされていますが、赤口と仏滅との違いは仏滅は終日が凶日とされているのに対し、赤口は赤についてだけ、終日凶事を意味しています。
その意味からすると、やはり仏滅のほうが強いことになります。

ただこれらはあくまでも迷信ですので、偲ぶ会の開催日などを決める要素にはしないほうがいいでしょう。

偲ぶ会に黙祷を行う?

偲ぶ会に黙祷を行う?

仏事では黙祷が付きものですが、偲ぶ会でも黙祷を行うことがあります。
黙祷というのは、故人などに祈りを捧げる行事のことを言い、声を立てることなく祈りを捧げるのが特徴です。
黙祷の仕方は様々ですが、目を瞑って行うのが一般的です。
偲ぶ会によっては合掌や頭を下げて行うこともありますが、黙祷自体のやり方には特に決まりはありません。

厳格にこうするべきというものはありませんが、声を立てずに行うのはどこも共通しているようです。
黙祷を見ると何かしら宗教的な要素を感じることがありますが、特定の宗派で行われるような儀式ではなく、広く行われているものになります。
そのため国の儀式などでも、普通に行われることがあります。
偲ぶ会の式次第に黙祷があるときは、目を瞑って故人を偲ぶようにしましょう。

黙想について

黙祷によく似た言葉の中に「黙想」がありますが、黙祷と同じように目を閉じ自分自身の内面に沈思することを言います。
故人の他に神や仏など、信仰しているものと触れ合うために黙想を行うこともあるようです。
他にも武道などで、精神統一をするために行われることもあります。
黙想も黙祷と同じように正しい方法というものは存在しませんが、落ち着いた気持ちで目を瞑って行うのが一般的です。

偲ぶ会を開催する会場は多様化していますので、最近は病院で会を催すことも増えています。
また仏事はよく六曜が持ち出されますが、仏滅に偲ぶ会を行っても特に問題はありません。
偲ぶ会では黙祷を行うこともあり、そのときには静かに目を瞑って故人を偲ぶことが大切です。

サイトカテゴリー

お金について
貯蓄について
仕事とお金について
結婚とお金について
家と車とお金について
保険とお金について
会社とお金について
老後とお金について
葬儀とお金について