お寺の葬儀やお布施の相場

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お寺の葬儀やお布施の相場

葬儀の方法にも種類が豊富なことから色々とありますが、その中にはお寺でお葬式を行う遺族もいると思います。
お寺でのお葬式も一般葬とその内容は大体が同じですが、時間や準備するものなども同じなのでしょうか? お寺の葬儀やお布施の相場などについて紹介をします。

寺での葬式時間

寺での葬式時間?

お寺で葬儀を行うときは、一般的なお葬式と比べると時間はかかるのでしょうか?
まずは寺院葬儀の流れについて知っておきましょう。

家族が亡くなった後

家族が亡くなるとその遺体を持ち帰ることになりますが、その場合には葬儀会社に依頼をしましょう。
自宅に帰ったら、遺体は御内仏や御仏壇の前に安置します。
御仏壇などがないときは、お参りができるところに安置しておくといいでしょう。
遺体の置き方としては北枕という問題もありますが、あまりこだわる必要はなく仏壇を中心に考える必要があります。
枕飾りなどについては葬儀会社で準備してくれますので、事前に確認しておきましょう。
葬祭会館の場合も、葬儀会社に依頼をして遺体を移すことになります。
こちらの場合も枕飾りなどは葬儀会社で準備してもらえますので、遺族の方は特に準備する必要はありません。

枕勤め

枕勤めは実際に故人を安置している場所で行うことになりますが、遺族は普段着でも問題はありません。
そしてお勤めが終わった後は、故人の名前や喪主の名前などを葬儀会社に連絡しましょう。
喪主がまだ決まっていないときは、代表の方の連絡先を伝えることになります。

写真や御経

枕勤めが終わると、お葬式の場所や日時などを葬儀会社のスタッフと相談します。
お葬式の時刻などについてはできる限り調整してもらえますが、希望通りにならないこともあります。
昔は自宅で行うことが多かったですが、最近はお寺などで葬儀を行う人が増えています。
これには住宅事情なども影響しているようです。
自宅以外でお葬式を行う際には、施設によって条件が異なることからお参りの時刻なども変わってきます。

お通夜

お寺によって異なりますが、お通夜の法要にかかる時間は1時間くらいはかかります。
ここでは喪主が輪袈裟をかけます。
またお通夜が終わり弔問客が帰った後は、親族の方で湯灌を行います。
既に医療機関で行っていたとしても、故人のお顔や手を拭いてあげましょう。
なお男性はヒゲを剃って髪を整え、女性の場合は髪を整えて薄化粧をします。

お通夜では全員が仏前に座り、遺族、参列者の順にお勤めやお焼香を行います。
お通夜は元々近親者やごく親しい人たちで行われていましたが、現在は参列者も訪れるようになっています。
故人を偲びながら静かに過ごすことが大切であり、そのために席次などの決まりはありません。
喪主は棺の近い場所に座り、左右に分かれて座る場合は遺体から向かって右が親族の席になります。

葬儀

お葬式には、出棺勤行と葬場勤行があります。
以前は自宅で出棺のお勤めを行い火葬場でお葬式をして最後に荼毘に付していましたが、現在はすべての工程を同じ場所で行うことが一般化しています。
葬儀については地域によって習慣などがありますので、その点についての配慮も大切です。

お焼香は葬儀の勤行中に行いますが、その方法は以下のようになっています。

弔辞や弔電

弔辞については、お勤めをしているときに読み上げます。
弔電は不参欠礼を表すものであることから、ここでは必ず披露するとは限りません。
なお披露する際は、お勤めが終わった後に行います。

納棺

以上がお寺で行う葬儀の流れですがお通夜が約1時間、お葬式では1~1時間半を見ておけばいいでしょう。
お寺によって時間は変わりますので、どうしても時間が気になる方は葬儀会社のスタッフに相談しておくと良いでしょう。

葬儀のお布施の相場は?

相場?
葬儀のお布施

お布施は、仏式のお葬式をする際に必要となります。
仏式のお葬式ではまずはお坊さんに来てもらい、そこで読経をあげて供養を行います。
これも遺族によって異なりますが、一般的には通夜、葬儀、告別式、初七日法要までの一連の過程をお願いすることがほとんどです。

なお近所に菩提寺があるときは、身内にお布施の相場などを訪ねてみるといいでしょう。
他にも同じ檀家さんがいればその方に聞いておいたり、お寺の事務局に尋ねたりする方法もあります。
お布施の額が気になる方は、事前に確認しておきましょう。
また近くにお寺がない場合や、お付き合いがなく葬儀をする際に葬儀会社にお寺を紹介してもらう場合は、葬儀会社のスタッフに相談してみるのもいいと思います。

お布施の内容

お寺では戒名を付けてもらう場合に戒名料を支払うことがありますが、ここでの戒名料はお布施の額に当たりません。
実際はお布施の額によって戒名のランクが変わると思っている人がいるようですが、戒名というのは仏門に入った後、弟子になった証としてつけてもらえるものです。
お布施というのは法要や読経などのお礼でもあり、僧侶を介して御本尊に供えるというのが本来の意味になります。
その点を考慮して、お布施の額を決める必要があります。

お布施の相場

近くにお布施について相談できる人がいない場合は、相場を参考にしてみましょう。
お布施の相場ですが、関東圏の場合は20~35万円、関西圏の場合は20万円前後と言われています。
地域によってこの相場は異なりますが、一般的には15~50万円の範囲内で決めることが多いようです。
このお布施如何によっては、地域性の相違や今後のお寺との関係も出てきますが、それでも気になる方はやはりお寺や僧侶を紹介してもらった葬儀会社に相談した方が良いでしょう。
また予算が限られている方は、その予算の範囲内で相談してみましょう。

葬儀でのお布施の渡し方

葬儀にかかる費用はお葬式をしてくれた葬儀会社に支払うことになりますが、お布施については僧侶に直接お渡しします。
渡すタイミングとしては、お葬式前の挨拶をするときや葬儀が終わった後に、お礼を伝えながら渡すと良いでしょう。
渡す方法はお布施を小さいおぼんなどに乗せたり、袱紗の上に置いて僧侶に渡すのがいいでしょう。
またその際は「本日はお願いします」、あるいは「本日は供養いただき誠にありがとうございます」などと一言添えましょう。

お寺で葬式する際の準備

お寺で葬式する際は、以下のものを準備しておきましょう。

喪主家

喪主家、枕団子、一膳めし、浄水などです。
浄水は、茶碗や箸、湯呑など生前に故人が使用していたものをおすすめします。
他にも出棺の際に必要な釘打ち用の石も必要です。

お寺が用意してくれるもの

以下のものは、お寺で用意してもらえます。
結界用のさらし(自宅葬や寺院葬)、枕屏風などです。

分からないことがあるときは、お寺や葬儀会社に問い合わせましょう。

お寺でのお葬式を行う方もいると思いますが、こちらで葬式にかかる時間は1~1時間半ほどを見ておくと良いでしょう。
また葬儀のお布施の相場は、地域によっても変わるため事前の確認が必要です。
お寺で葬式を行う際に準備するものはその場所によって異なりますので、不明な点はお寺や葬儀会社に相談しておきましょう。

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