大切な人の危篤を告げられる前に押さえておきたい4つの手順

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大切な人の危篤を告げられる前に押さえておきたい4つの手順

手順1:入院段階での準備

入院した本人の家族・兄弟姉妹に入院した事実を伝えます。
この時、病院へのアクセスも併せて伝えておくと良いでしょう。

手順2:連絡する範囲を決めておく

連絡する範囲?

危篤を連絡する相手やその範囲を確認します。

連絡をするのは相当に身近な数人です。 よく、血縁関係で、同居している家族と三親等内の親族と言われていますが、通常は、『本人の家族・本人の兄弟姉妹』です。
甥や姪が病院に来るのは、叔父・叔母がつれてくるケースです。
甥や姪を直接呼ぶのは、関係がよほど深い場合のみです。

病院・病室には自分たち以外の他の患者さんも沢山います。
人数については、あまり多くなり過ぎないように、本当に最期を立ち会って上述の方を呼ぶようにしましょう。

血縁関係者でなくても特に親しい関係にあった人がいる場合は危篤状態を知らせておきましょう。

手順3:連絡のためのキーパーソンを決める

連絡係?

危篤の連絡が来る前に、家族や親族で連絡係を決めておきましょう。
危篤連絡が来てからでは遅いです。
連絡係を一人決めることによって、重複した連絡を避けます。
例えば連絡係を決めず、感情的に取り乱して同じ人に危篤の連絡を重複してしまうというのは良くあるケースです。
連絡係を決めることで、そのような事態を防ぐことができます。

手順4:知らせる内容は決めておく

家族が危篤の際に、連絡した相手に伝える内容はどのようなことを伝えればいいでしょうか。
取り乱すことのないように、次の7つの事柄について、できるだけ分かりやすく間違えることのないように伝える事が大切です。

①自分の名前

まずは電話を掛けた自分の名前を名乗りましょう。
危篤者の方との関係も伝えます。

②危篤者の名前

危篤者が誰なのかはっきり伝えられるようにしましょう。

③危篤者の病状

危篤者の病状や現在の状況を伝えます。

④危篤になった日時

いつから危篤状態になっているかも伝えましょう。

⑤危篤者のいる病院、病室、住所、連絡先、交通機関など

アクセスについても伝えます。

⑥面会可能時間

病院の場合は、面会可能時間や出入り口についても伝えましょう。

⑦自分の連絡先

自分の携帯電話番号やメールアドレスも伝えるようにします。

伝える内容例

夜分遅くに恐れいります。
◯◯◯◯の息子の◯◯と申します。
入院中の母が危篤状態になりました。
現在は意識も朦朧で、呼吸も弱いので、お医者様からは、もってあと1日と言われています。
こちらは◯◯病院の◯◯◯号室です。
住所は◯◯で、面会時間は〇時から〇時です。
私の電話番号は◯◯です。
どうぞよろしくお願いいたします。

伝える内容は、病院に呼ぶというよりは、死が迫っている事実を伝えます。
病院に来られるかどうかは、相手の意思を伺ってからになります。

連絡方法について

危篤の時の連絡方法は状況に応じて、電話で対応するのがよいでしょう。

①電話で危篤を知らせる場合

電話での連絡がスムーズに対応できるベストな方法と言えるでしょう。
前述した①~⑦について伝えるようにします。

キリスト教徒の場合?

キリスト教にはカトリックとプロテスタントという二つの宗派があります。
それぞれ危篤時対応や葬儀の内容も異なりますので、中身を確認しましょう。

※下記にご紹介する方法は一般的な病院では、個室でない限り儀式は行えないことがほとんどです。
キリスト教徒の場合は病院・教会へ確認をすることをお勧めします。

カトリック

カトリックの場合は、危篤になったら真っ先に神父へ連絡します。
カトリックでは、病院の医師から危篤と判断された場合、親族はすぐに危篤者の所属する教会の神父へ連絡します。

①病者の塗油の秘跡

神父が病院に着いた後は、信者の意識がまだあるうちに「病者の塗油の秘跡」を行います。
「病者の塗油の秘跡」とは病の信者を救う儀式のことです。

「白の布をかけた小机」、「十字架」、「ロウソク」、「聖水」、「聖油壺」、「綿」、「タオル」を準備します。
この時 神父は信者の最後の告白を聞き、犯した罪の赦しを神に請う祈りを捧げるのです。
そして、その後聖書を朗読します。
神父は秘跡の言葉を唱えながら、信者の額と両手に聖油を塗ります。
この聖油には「神の恵みを与える」、「病苦と戦う力を与える」という2つの意味があります。

②復活の保証を得る聖体拝領の儀式

病者の塗油の秘跡の後は、神父は主に祈りを捧げながら「聖体拝領」を行います。
これは信者に「聖体」であるパンとぶどう酒を与える儀式です。

キリスト教では、パンはキリストの肉体、ぶどう酒はキリストの血という意味があり、 この拝領によって信者は「主の死と復活に結ばれ、復活の保証を得る」という意味が込められています。
そして、神父が祈りを捧げている間、家族は共に祈りを捧げます。

臨終を迎えたら、神父は臨終の祈りを唱え、罪の赦しを与え、神の加護を願って祈ります。

プロテスタント

カトリックが「病者の塗油の秘跡」、「復活の保証を得る聖体拝領の儀式」といったような儀式を中心に行うのに対して、プロテスタントは儀式の自由度が高く、形式にこだわらないという特徴があります。

聖餐式

プロテスタントもカトリック同様、信者が危篤状態になった場合はすぐに所属する教会に連絡します。

意識があるうちに牧師から「聖餐式」を行ってもらいます。
聖餐式では、キリストの「最後の晩餐」になぞらえて、パンとぶどう酒を信者の口に与えます。
その後、牧師が聖書の一節を読み、神に召天と永遠の安息を祈りながら共に最期の時を迎えます。

この時、家族も信者の枕元に付き添い、牧師と一緒に祈りを捧げます。

病床に枕飾りする場合は、小机に白または黒の布を掛け、蝋燭を灯した燭台と花、聖書などを置きます。
カトリックと異なり、燭台は1本でも構いません。

信者が臨終を迎えたら、遺族は「末期の水」をとります。
その後、遺体を清めて死に化粧を施し、生前に愛用していた服などに着替えさせます。


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