介護が必要になるときに備えどのように準備しておくべきか紹介

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介護が必要になるときに備えどのように準備しておくべきか紹介

現在家族の介護が必要となった際に、何を行えば良いのかをご存じでしょうか。
自分または自分の家族が介護が必要となることは、生きてさえいれば誰の身にも降りかかる悩みの種でもあります。
自分の家族はまだ大丈夫と思っていても、突然要介護者となるかもしれません。
そのため介護が必要になるときに備え、どのように準備しておくべきかを紹介していきます。

1)いつかは介護が必要になる

いつかは介護が必要になる

人間は月日が流れて歳を取るにつれて、どうしても身体機能が少しずつ衰えていくようになります。
ただ命が尽きるまで、健常に体を維持し続けている人も少なからずいると思います。
しかしこれも一握りの人だけですので、いつかは介護が必要になることを真面目に考えておく必要があるのです。
そうならないためにも、今のうちから介護についてできることの知識を蓄える必要があります。

健常に過ごすために

年齢を重ねると筋力、バランス能力、歩行機能などあらゆる機能が少しずつ衰えていくのは当然です。
ただしこれらの能力は歳を重ねても現状を維持し、向上をさせることは可能です。
方法としては、高齢になっても若い頃と同じように運動習慣を継続して行い続けることです。
ずっと続けていくことで筋力の増強や柔軟性の向上に繋がり、いつまでも自分らしく生き続けられる秘訣になります。

高齢者の特徴

そもそも高齢者の身体機能の低下とは、どのようなことを想像できるでしょうか? 具体的には聴力の低下や近くのものが見えない、重いものが持てない、腰が曲がってくるなど様々な症状のことを指します。
その中には、認知症も含まれています。
この認知症には症状や発症年齢に個人差があり、必ずしも高齢者全員が発症するわけではありません。
しかし多くの高齢者や介護者が認知症に陥る傾向にあり、無視できない項目と言えます。

要介護に備えて

高齢者の介護要の原因の多くは認知症、高齢による衰弱、関節疾患、転倒・骨折などの老化現象です。
また配偶者を亡くした際のショックからうつ病になり、これがきっかけで介護要を助長する可能性もあります。
つまり病気の直接の影響よりもケガや衰弱で寝込み、その結果運動機能が低下することで要介護状態に陥る原因になることが分かっているのです。
そのため介護予防を目指したトレーニングや日々の運動を続けることで、いつまでも元気で若々しい生活維持できる身体を維持することは重要です。

健康維持について

健康状態を維持する方法は、人によっても年齢によっても様々です。
例えば中年期では、生活習慣病を予防して病気の早期発見・治療が何よりも重要ですし、高齢期では病気の予防や危険な老化サインを見逃さないこともポイントです。
また高齢期になると、必要最低限の運動に留めるため、身体機能や動作能力が低下します。
その結果危険な老化現象が起き、これにより体を動かさなくなって次第に要介護状態に向かうことになるのです。
そのため高齢期では、生活上必要な身体機能や動作能力の低下を予防することが重要です。
そして加齢や心身機能低下に伴う、日常生活における危険な老化サインをなるべく早く発見し、これを対処することが大切なのです。

2)介護が必要になってしまったとき

家族の誰かが要介護になった場合は、何から手をつけたら良いのか分かりにくいと思います。
そのときはまず最初に家族の心身の状態や何に困っているのかを、一旦整理することが先決です。
介護に関する相談は、100人いると100通りのプランが存在します。
そのため同じような症例でも、話を聞くと全く異なる場合があるのです。
一般的に急に要介護になる原因は、怪我によるものか病的によるものがほとんどです。
介護を行うために様々な専門家に相談しながら、サポートやアドバイスを聞くことが重要です。
そのためにも家族の要介護者の情報が正確でないと、適切な解決策を見いだしていくことは不可能です。
まずは次のようなステップで状態を把握しましょう。

要介護者の心身の状態

最初は要介護者の情報を集めるところから始めます。
具体的には要介護となった原因や注意点、退院時の回復具合、今後の回復の目途などを主治医に尋ねます。
このときは、できるだけ正確な情報が必要となります。
そのため要介護者の体のことを聞くのは辛いかもしれませんが、甘く見積もると後々失敗しますので事細かに冷静に聞くようにしましょう。

要介護者の状態

要介護者が、今現在できることとできないことを整理します。
今まで問題なくできていた生活動作などが、突然できなくなったことなどを書き出します。
ポイントは自宅で1日の暮らしを頭の中で思い描きながら、何ができて何ができいないのかをメモに書くと良いでしょう。
例えば脚の麻痺があり2階の自室からトイレに行くのは難しいなど、分かる範囲で構わないので全部記載しておくのです。

3)介護について相談できる場所

相談できる場所

要介護をお願いする場合は、どこに相談したら良いのか分からないという声をよく聞きます。
しかし要介護について相談できる場所は、意外にも多く存在します。
以下に相談施設を紹介しますので、もし要介護が必要なときは積極的に利用していきましょう。

病院に入院している場合

病院に入院していたのなら、大抵医療ソーシャルワーカーが駐在しています。
この医療ソーシャルワーカーは、主に病院で社会福祉の立場で患者や家族からの相談に乗ってくれる人です。
業務は、できるだけ早く社会復帰へと導くための指導です。
そのため退院が決まった後にこの医療ソーシャルワーカーに相談をし、専門家の立場から具体的なアドバイスをもらうようにすると良いでしょう。

自宅で介護している場合

自宅で介護をしている場合は、公共サービスを利用することが最善でしょう。
ほとんど自分の住んでいる市町村の高齢者福祉課、介護保険課、地域包括支援センターなどで相談を受け付けています。
地域包括支援センターは、高齢者の生活全般に関することを主とする相談窓口です。
社会福祉士、保健師、ケアマネージャーなどそれぞれの専門知識に基づいて各種相談に応じています。
もし分からなければ、地域の役場などに聞くと教えてもらえるでしょう。

遠方に住んでいる場合

遠方に住んでいる場合に注意が必要なのは、要介護者が住んでいる市町村で申請をしなければいけないという点です。
その場合でも安心してください。
遠距離の場合には、電話やメールなどでも相談に応じてもらえることがあります。
そのため地域の役場などに、実際に相談してみることをおすすめします。

生活に関する相談

介護をしていると、様々な悩みが発生するのは普通です。
例えばボランティアにお願いしたいとき、というのもその一つです。
このような場合は、社会福祉協議会を利用すると良いでしょう。
また社会福祉協議会の中には、場合によって弁護士による法律相談を無料で行っているところもあります。
もし財産分与や遺産相続での心配が発生した場合も対応することができますので、是非利用してください。

一般的に介護は、どうしても精神的な負担が大きいものです。
特に一人での介護は、精神的苦痛や体力的に誰にも言えないストレスや悩みを抱えてしまいがちです。
こういった心の負担は社会的に問題になっていますので、早めの解決が必要不可欠です。
そうならないためにも市町村では心の健康に関する相談を受けつけていますので、事態が深刻になる前に利用することをおすすめします。

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