法要の案内状やあいさつについて大切な点

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法要の案内状やあいさつについて大切な点

故人を偲びお葬式の後はいくつからの法要を行うことになります。
法要の準備には手間がかかるため、早めにしておかなければなりません。
特に身内の人以外に法要を行う旨を伝える案内状や喪主のあいさつには、細心の注意が必要です。
これらは行う予定の法要毎に、押さえておくべきポイントがあります。
法要の案内状やあいさつについて大切な点を紹介します。

1)案内状

案内状
四十九日(例文とポイント)

故人が亡くなってから49日目までに行われる法要が、四十九日です。
この法要を営むために、電話で済む身内以外には事前に案内状を送付する必要があります。
まず大切なポイントと言えるのが、四十九日の法要の案内状を送る時期です。
四十九日の案内状は法事や法要の1ヶ月半くらい前から作成にかかり、法要を行う日の1ヶ月前までに相手に送付するのが一般的です。
相手の出欠の確認も必要ですので、早めに送る必要があるからです。

出欠の確認として、開催日の2週間前ぐらいまでに終わるのが理想です。
確認が終わったら、次は会食を行う際の引き出物などの準備を始めます。
四十九日の法要は早めに準備することになりますが、中でも案内状に書く文面には特に注意が必要となります。
案内状の書き方のポイントは、簡潔で分かりやすく書くことを心がけましょう。
相手に法事の内容を伝えることが大切ですので、日時や内容が伝わるようにしてください。
実際に作成する際は、以下の点に気をつけておきましょう。

誰の法要なのかの明記

相手に案内状を送る際は、誰の法要を営むのかを明確にしておく必要があります。
誰の何回忌目の法要なのかが相手にはっきり分かるように、下記の3つの項目は必ず明記しましょう。

日程の明記

案内状では日程の明記も大切です。
特に年忌法要の場合は故人の命日に行うのが一般的ですが、参列者が出席しやすい日程を配慮して行うことがほとんどです。
そのため日にちを明確にしておく必要があるのです。
一般的には故人の命日前の休日となる土曜や日曜、祝日などに行われることが多いです。
年月の記載としては、西暦ではなく平成と和暦で記載するのが慣例となっています。

場所の明記

四十九日の法要の案内状には、場所の明記も必要です。
法要は自宅や葬儀会館などで行うのが通常です。
自宅で法要を行うのか、他に会場を設けて行うのかも記載してください。
たくさんの方を招待する場合には、ホテルや菩提寺などに会場を設けましょう。
また法要が終わった後に会食を行う際は、その旨も記載しておきます。
会食については会場と別に宴席を設けることもあり、その場合はお店の名前や住所も明記してください。

法事内容の明記

案内状には法要の内容も記載してください。
法要には一般的な法要(僧侶の読経、法話、参列者の焼香など)の他に、お墓参り、卒塔婆供養、納骨なども一緒に行うことがあります。
それらすべての行事を詳細に説明する必要はありませんが、法要ではどのような行事を行うのかを分かるように明記しましょう。
なお法要では行事をすべて行う必要はありません。
主催者側で自由にその内容を決定でき、お寺との都合も考慮しておきましょう。

出欠確認について

出欠の確認については、返信用ハガキや往復ハガキなどの返信欄を使用してください。
法要が終わった後の会食や引き出物の手配など、どれだけ必要なのかを把握するために行います。
四十九日の案内状を送付する際は、返信用ハガキなどを忘れずに同封しておきましょう。

四十九日法要の案内状を書く際には注意しておきたい点があります。

一般的な手紙とは異なり、法要案内にはマナーがありますので確認しておきましょう。

句読点は使用しない

法要の案内状では句読点である「。」や「、」を使用せず、案内文を作成しなければなりません。
これに関しては、お悔やみについての案内状や遺族が送付するお礼状も同様です。
句読点を使用しない理由としては、以下のことが考えられます。

二重封筒はマナー違反

案内状を封筒で送付する際には、二重封筒で送ると不幸が重なるという意味もあるため、使用しないのが一般的です。
そして封筒は白い無地のものを使用してください。
最近では封筒を使用せずに往復ハガキというケースも増えていますが、これはこれで問題はありません。
重要となるのが忌日法要の内容文です。
文例は色々とありますが、以下で一般的な文例を紹介します。
忌日法要を行う際は、このような文例で案内状を作成してください。
なお文例は横書きとなっていますが、実際の案内状は縦書きで記しましょう。

「謹啓 ○○の候 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
先日は亡父○○の葬儀に際しご丁重なるご厚志を賜り誠にありがとうございました
さて○月○日は亡父○○の四十九日に当たります
つきましては○月○日午前○時より○○寺におきまして四十九日の法要を営みたいと存じます
法要後は粗宴をご用意致しております
ご多忙中のこと誠に恐縮ではございますがご参会賜りますようご案内申し上げます
誠にお手数ではございますが○月○日までに同封の葉書にて ご返信いただければ幸いでございます
日時○月○日 午前○時 場所 ○○」

2)あいさつ例

あいさつ例
初七日(例とポイント)

初七日とは仏教の追善法要の一つであり、亡くなってから七日目に行わる行事のことです。
現代では、葬儀と同じ日に初七日の法要を行うところも増えています。
初七日の喪主のあいさつの例文は以下の通りです。

「本日はお忙しいところ○○の初七日にご参列いただきまして誠にありがとうございました。
おかげさまで初七日の法要を無事終えることができました。
皆様には心から御礼申し上げます。」

四十九日(例とポイント)

四十九日法要は、故人が亡くなってから四十九日目に行われる追善法要のことです。
現代では通夜・葬式、初七日後の行事は遺族で供養することが多くなっています。
四十九日のあいさつの言葉として、始めの切り出しは「拝啓」や「謹啓」とし、次に季語を入れます。
また相手の気遣いにも配慮し、最後は「敬具」で締めるのが丁寧な文となります。

一周忌(例とポイント)

一周忌は、故人が亡くなってから、丁度一年目の命日に行われる法要です。
一周忌法要のあいさつには、以下のことを記載します。

三回忌(例とポイント)

三周忌は故人が亡くなってから、三年目の命日に行う法要です。
三回忌法要のあいさつについても、一周忌法要と同じような内容になります。
以後は基本的に同じだと思って間違いはなく、例文のままで通用します。

法要の案内状とあいさつは、基本的に慣例的なものがそのまま行われていると考えれば間違いではありません。
法要にもいくつもありますが、それぞれのポイントとなる点は最初の方に集中しています。
法要を行う日が決まったら、早めにあいさつ状を送付することを心がけておけば問題なく、文脈やあいさつなどはあまり変わらないと言えます。


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