自宅葬の花祭壇やマナー

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自宅葬の花祭壇やマナー

お葬式を行う場所は特に決まっていませんので、都合の良い場所で行っても構いません。
そのため自宅で行うという人もおり、その場合はマナーなどを確認しておくと良いでしょう。
自宅葬について、その注意点などを紹介していきます。

自宅葬で花祭壇を作る場合の注意点

注意点
花祭壇について

自宅でお葬式をする際には、花祭壇を飾る人もいると思います。
花祭壇というのはその名前の通り、花で作った祭壇のことを言います。
祭壇と言えば寺社をモチーフにした白木祭壇をイメージする人も多いと思いますが、最近は花祭壇の人気が高まっていることもあり、自宅葬で花祭壇を飾る方もいるようです。
花祭壇の大きな魅力の一つが、その演出方法の多様さにあります。
様々な種類の祭壇演出が可能であり、花の他に草木なども使用し野原や花畑のようなキレイな雰囲気を醸し出すことも可能です。

また生前に故人が好んでいたお花や好きだったカラーのお花を飾るなど、故人の好みに合わせた祭壇の演出もできます。
真っ赤なお花やピンク色の花のみを使用した花祭壇、さらに胡蝶蘭だけを用いた花祭壇などそれぞれに合ったオリジナルな祭壇を作ることもできるのです。
まさに世界に一つしかない花祭壇と言えます。

そしてもう一つの魅力は、やはりその美しさにあります。
お花自体はとても美しいので、その美しさをさらにパワーアップできるのが花祭壇の魅力ではないかと思います。
例えば少し奥行きを持たせたり、波のようにうねりを作ったり、花の角度や長さを調整するなど様々な演出をすることでより美しくできます。
このような美しい花祭壇は参列者の悲しみを癒し、気持ちを穏やかなものにしてくれます。

自宅葬で花祭壇を作る際の注意点を

自宅葬で花祭壇を作る場合には、以下の点に注意しておきましょう。

花粉やアレルギー

まずは花粉やアレルギーです。
例えば百合などの大きい花は見栄えが良いこともあり、花祭壇を作る際によく利用されていますが、花粉が多く落ちやすいので注意する必要があります。
その花粉が喪服に付着してしまう可能性もありますので、その場合は軽く叩くなどの対策が必要です。
ガムテープなどが効果的ですが、それでも取れないときはマニキュアの除光液などもおすすめです。
そして花粉アレルギーの人への配慮も必要です。
花祭壇を自宅に作ると部屋中が花でいっぱいになり、同時に花粉も充満してきます。
花粉や花の香り自体が苦手な人もいますので、自宅に花祭壇を飾る際は適度な換気も忘れないようにしましょう。

かかる費用

自宅葬で花祭壇を作る際は、実際にかかる費用についても注意しておきましょう。
花祭壇設置にかかる費用は様々で、実際に使用する花の種類や量によっても変わってきます。
また業者にもよっても異なりますので、注文する際は事前の確認も大切です。
かかる費用が気になり割安な花祭壇を注文したら、それが造花だったというケースもあります。

逆に造花の祭壇を依頼したつもりが、生花の祭壇を飾られて高額な請求をされた方もいます。
お棺に花を入れるときは祭壇の花を流用することが多いですが、造花の祭壇は花の量が不足してしまうことがあります。
そのためお棺に入れる分の花代を別に請求される可能性もありますので、業者のサービス内容をしっかり確認しておきましょう。

花祭壇を依頼する際の季節

自宅葬で花祭壇を利用する場合には、その季節にも気を付けましょう。
これも業者によりますが、基本的には注文した通りの花を使用して祭壇を作ってもらえます。
ただ季節によっては、希望するお花を用意できないこともあるようです。
お花にも様々な種類がありますので、依頼したお花がない場合は他のもので代用するなどの対策が求められます。

暖房について

花祭壇を自宅で飾る際には、暖房についての配慮も必要です。
特に冬場に自宅で家族葬をするような場合は要注意で、花祭壇は暖房に弱いのが特徴です。
一晩中暖房の風が花に当たってしまうと、しおれてしまうことがあります。
業者の方でも長持ちするお花を設置するなどその点の配慮はしてもらえると思いますが、部屋の温度によってはしおれることもありますので注意しておきましょう。
暖房の風が花祭壇に当たりそうな場合は、他の暖房器具である石油ストーブや電気ストーブ、電気カーペットなどで代用しましょう。

自宅葬で花祭壇を飾るときは様々な注意点がありますので、事前に確認しておきましょう。

自宅葬のマナー

自宅葬のマナー

家族葬などで自宅で葬儀を行う際は、以下のようにマナーもありますので確認しましょう。

親族の理解

自宅葬には様々なマナーが存在しますが、その一つが親族の理解です。
これは自宅葬だからこそ、他のタイプの葬儀と比べて必要になるものと言えます。
最近は家族葬を行うところも増えているようですが、親戚など身内の中には家族葬など自宅で行うお葬式に理解を示さない方がいるのも事実です。
そのため自宅で葬儀を行う場合は、事前にその理由を説明して親族の理解を得ることが大切です。
事前にしっかり説明すれば、親族も理解してくれるのではないかと思います。

お葬式に参列できなかった方への配慮

自宅で家族葬を行う際には、お葬式に参列できなかった方に対する配慮も必要です。
家族葬というのは家族や親族など、故人に縁のある近親者だけが集まって行います。
そのため呼ばれない人が出てくるのが実情です。
家族葬では呼ばれなかった人は葬儀が終わった後に、「どうして自分も呼んでくれなかったのか」と家族を責める可能性もあります。

生前故人に友達が多かったときはよくあることかもしれませんが、そのような場合でも事前に家族葬を選択した理由を説明し納得してもらうことが大切です。
自宅葬にしたことを説明すれば、呼ばれなかった人も納得してくれるでしょう。
ただ家族葬に呼ばなかった人の中には、自宅に弔問に訪れることもありますので、そのときはきちんと対応しましょう。

家族からの食事の誘い

家族葬は親しい人だけが集まって行う葬儀ですので、参列した方は家族の想いを汲む必要があります。
そのため家族から食事の誘いを受けることもありますが、そのような誘いがあったときは受けるのがマナーです。
仕事など、どうしても都合が悪い場合は仕方ありませんが、できるだけ受けるようにしましょう。

自宅葬の準備

自宅葬を行う際は、事前の準備が必要です。
お葬式自体は自分でもできますが、自分で行うとどうしても時間や手間がかかってしまいます。
そのため葬儀会社など、お葬式を専門に執り行う業者を利用する人が多いです。
自宅葬については、ほとんどの葬儀社で対応していますので希望される方は確認しておきましょう。
葬儀社には様々なサービスがあり、一人一人に合ったサービスを提案してくれます。

また事前に無料相談のサービスを提供しているところもありますので、そのようなサービスを利用するのも方法としては良いかもしれません。
自宅葬というと家族葬が一般的ですが、家族葬を専門に取り扱っているところも少なくありません。
またこれらはネットからも検索できますので、まずはその概要の確認から入っていくと良いでしょう。

自宅葬で花祭壇を作る場合には、いくつか注意する点があります。
また自宅葬のマナーもありますので、それに反していないかの確認も大切です。
最近は自宅葬を取り扱っている業者も増えていますので、分からないことは相談してみるといいでしょう。

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