斎場での通夜の晩の宿泊やお寺での葬式費用と葬式マナー

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斎場での通夜の晩の宿泊やお寺での葬式費用と葬式マナー

お通夜やお葬式を斎場で行う際には、それぞれの会場によってマナーやしきたりなどがありますので、事前に確認しておく必要があります。
またお寺についても同様で、マナーやしきたり、さらには費用などの確認もしておきましょう。
斎場でやお寺で行うお葬式のマナーなどを紹介していきます。

通夜の晩は斎場に泊まらなければならない?

通夜の晩は斎場に泊まらなければならない?

お通夜というのはその言葉にある通り、夜通しという意味を持っています。
かつての通夜は自宅で行うことが多かったこともあり夜を通して行われることが通常でしたが、最近ではそのような光景は少なくなっています。
ただ葬儀が斎場などで行われようになった現在でも、わざわざこちらに宿泊する遺族もいるのは確かです。
最近は参列した人たちに通夜の振る舞いをして終えることができる、半通夜を選択する遺族も増えています。

そのため特に宿泊しない人もいますが、大切な方との最期のお別れの夜になりますので、時間に余裕があれば宿泊するのも一つの選択肢と言えるのではないかと思います。
通夜の晩の宿泊については遺族の考え方によって変わりますので、事前に協議して決めましょう。
また体調が悪いときは、無理に泊まる必要はありません。
斎場を仕切っている葬儀会社も多いので、まずはそちらに相談してみるのもいいかもしれません。

寺での葬式費用

寺での葬式費用?

お葬式をする場所も色々あり、中にはお寺で行う家族もあると思います。
葬儀を行う場所としては、葬儀会社が用意する式場や公営斎場、民営斎場や自宅などもありますが、近所にお付き合いのある菩提寺を持つ遺族は、そちらに葬儀を依頼することもあります。
また菩提寺がない場合でもお寺での葬儀は可能ですので、問い合わせてみると良いでしょう。
お寺には寺院にある本堂や保有している式場でお葬式を行うのが一般的ですが、葬儀会社が寺院の葬儀を取り仕切って行うこともあります。

このようなお寺でのお葬式は寺院葬と呼ばれており、日本で行われているおよそ9割以上が仏式の形式になっています。
寺院葬は以前から行われてきたものであり、現在でも様々なお寺で実施されています。
寺院葬を選ぶ遺族も少なくありませんが、その場合に気になるのがお葬式にかかる費用ではないでしょうか。
お寺で行うお葬式の費用については、仕切りを行う葬儀会社によっても変わりますが、少人数で行う家族葬であれば50万円以下でできるプランもありますので、気になる方は相談してみましょう。

お寺で行うお葬式にかかる費用は「葬儀本体の費用」、「寺院の費用」、「飲食接待費」の3つに分類できます。
その内容としては、以下のようになります。

葬儀本体の費用

まずは葬儀そのものにかかる費用ですが、これは故人の遺体のお迎えや搬送費用、お通夜やお葬式の準備にかかる費用や人件費などが該当します。
葬儀会社のプランによってはそれ以外にもまだ付けられるケースもありますが、その場合は後から加算されることになります。

寺院の費用

次に寺院費用ですが、これは主にお布施と言われるものになります。
お布施には、読経料、戒名料、御膳料、お車代などが含まれており、お寺によって異なります。
その場合はお布施の相場を参考にすると良いでしょう。
相場としては読経料は15~30万程度、お車代は5,000円から、御膳料は5,000~10,000円程度、そして戒名料は15万円からになっています。
戒名料についてはそれぞれランクがありますので、それによっても変わってきます。
ランクによって金額が変わる戒名料が含まれますので、これがお布施の金額を大きく左右することになります。

ちなみに寺院葬でのお布施の額については、葬儀会社が紹介するお寺であれば定額であることが多いようです。
また菩提寺の場合は「皆さんのお気持ちで結構です」と言われることもあり、金額自体が明確に決まっていないこともあります。
基本的な話として、お寺を紹介してくれる葬儀会社は菩提寺に関するお布施の金額には介入できません。
あくまでも相談には乗ってもらえもらえますので活用しましょう。

飲食接待費

飲食接待費は通夜振る舞いや精進落とし、会葬返礼品、香典返しなどの費用になります。
お寺のお葬式にかかる費用はこれらの合計額になりますが、葬儀の規模が大きくなれば、その分の費用も膨らむことになります。
葬儀会社には様々なコースがありますが、予算の制約がある方は費用の面から選ぶという手段もあります。
相談する際は、その点も一緒にしておきましょう。

寺院葬のメリット

寺院葬には、以下のように様々なメリットがあります。

お寺の本堂には祭壇が設置されていますので、その祭壇に生花を置けばお花の祭壇を利用できます。

寺院葬のデメリット

寺院葬はメリットが多いようなイメージがありますが、以下のようなデメリットもありますので注意しておきましょう。

以上のようにお寺には宗派があります。
その宗派の人でなければ、お葬式ができないこともあるのです。
当然のことですが、仏式以外の方はお葬式ができませんので注意が必要です。
寺院葬を希望する遺族は、自分たちの宗派のお寺で行うのが基本ですが、近所にお付き合いのある菩提寺がある場合はそこで行うことがほとんどだと思います。
近くに菩提寺がなく、また特に信仰している宗教がない方は、寺院葬は避けた方が良いでしょう。
その場合は葬儀会社に相談して、葬儀会社が紹介する斎場や公営斎場を選びましょう。

寺での葬式マナー

寺院葬を行う際には、マナーについても注意しておきましょう。
参列者だけでなく、主催者側にも守るべきマナーというものが存在します。
寺院葬を行う遺族は、以下のように参列者のことを考慮する必要があります。

そして参列する側のマナーです。
寺院の場所にもよりますが、駅から離れているお寺も多いのでお葬式に遅れることがないように、事前に場所を調べておきましょう。
またお布施や、着て行く服装などのチェックも忘れてはいけません。
宗派によるマナーもありますので、分からないときは家族や親族などに訪ねてみると良いでしょう。

お通夜の晩は斎場に泊まる遺族もいますが、無理に宿泊する必要はありませんので都合に合わせて選びましょう。
また寺院葬にかかる費用はお寺によって変わってきますので、事前に確認しておきましょう。
さらにお寺でのマナーに配慮をし、葬儀の邪魔にならないように気をつけましょう。

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