会葬礼状作成時のマナーについて

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会葬礼状作成時のマナーについて

葬儀を行う際にいただいくものの中に会葬礼状がありますが、作成する際のマナーにも注意する必要があります。
礼状のサイズや用紙、書体など様々なものがありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
会葬礼状を作成する際のマナーについて紹介します。

会葬礼状作成時のマナー。(サイズはどうしたら?)

会葬礼状作成時のマナー

お通夜式やお葬式で必要になるのが会葬礼状になり、礼状自体は自分で作成することも可能です。
ただ自分で作成するのは時間と手間がかかるなど面倒な点もありますので、専門業者に依頼する人も珍しくありません。
まずは会葬礼状を作成する手段から見ていきましょう。

葬儀会社への依頼

会葬礼状は、お葬式を執り行ってくれる葬儀会社でも作成してもらえます。
お通夜式やお葬式は何かと準備が必要になり、会葬礼状まで手が回らない遺族も多いと思います。
そのような場合は、葬儀会社に依頼するのも良い手段と言えるでしょう。
葬儀会社では様々なプランを提供しており、その中には会葬礼状の作成もあります。
葬儀プランの中に含まれていることもあれば、オプションとして用意していたり無料で提供してくれたりなど会社によって様々です。
葬儀会社によってサービス内容が異なりますので、自分に合った方法を選びましょう。

専門業者への依頼

会葬礼状は葬儀会社でなくても、一般の業者でも作成してくれるところがあります。
ネット検索してもらうと分かりますが、会葬礼状などのお礼状を専門に取り扱う業者が存在していますので、利用してみるのもいいでしょう。
お礼状を取り扱う業者には、会葬礼状などのお礼状を作成する専門のライターが在籍していますので、他では見られないようなオリジナルの御礼の作成も可能です。
心のこもったお礼状を作成してもらえるでしょう。
専門業者によって作成料金は異なりますが、例えば電話の取材や文字校正などを含めると、15,000円前後が相場と言われています。
当然のことですが、作成する枚数に応じて金額が変わってきます。

自分で作成して印刷する

自分で文面を作成して印刷する方法もあります。
このように最近では葬儀会社や専門業者などに依頼をせずに、自宅でオリジナルの御礼状を作成する人が増えてきています。
その場合、最低限のマナーさえきちんと守っていれば、特にオリジナルの御礼状を作成しても問題はありません。
会葬礼状を作成する際は最低限のマナーがありますので、自分で作成する方は作成前に確認しておきましょう。

御礼状に最低限書かなければならない文面としては、故人の名前やお礼の言葉、そして結びの言葉と差出人があります。
お礼の言葉については、お通夜式やお葬式に参列していただいたお礼や、生前に故人がお世話になったことに対するお礼や感謝の気持ち、また結びの言葉については本来であれば参列していただいた一人一人に言葉を伝えるところを書面でのお礼になってしまったこと、さらに会葬のお礼をもう一度述べてから文を結ぶのが一般的です。
遺族によっては、生前に故人が描いた絵や撮影した写真などを挿入したりするところもあるようです。
個人で御礼状の作成を行う際には最低限のマナーを守る必要がありますが、もう一つサイズの問題もあります。
会葬礼状で使用する用紙のサイズですが、ハガキサイズ(100×145mm)とカードや単判(105×155mm)の用紙を使用することが通常です。

また文字数が多くなる時は、二つ折りの用紙(205×147mm)を使用するといいでしょう。
会葬礼状の渡し方ですが、そのままの状態で渡すのではなく封筒に入れて渡すのが一般的になりますので、事前に準備しておきましょう。
葬儀会館のスタッフや葬儀会社が会葬礼状を手渡すように手配をしてくれますが、実際に参列者に会葬礼状を手渡すのは遺族が行うことがほとんどです。
参列する方が多いと渡すことも大変になりますので、列の流れを滞らせることがないように、しっかり手際良く渡すようにしましょう。
葬儀会社や専門業者などに依頼することなく、自分でオリジナルの会葬礼状を用意する場合には、実際に会葬礼状を手渡す場所やタイミングなどを計画しておくことが大切です。
スムーズに手渡せるように、遺族で協議しておくことをおすすめします。
会葬礼状を手渡す際には無用なトラブルを回避するためにも、葬儀会館など会場のスタッフときちんと打ち合わせをしておきましょう。

会葬礼状作成時のマナー。(用紙は?)

用紙は?

会葬礼状作成時のマナーとして、使用する用紙についても注意が必要です。
会葬礼状を作成する際には、グレーの縁取りになった厚手の用紙を使用するのが一般的です。
様々なものがありますが、「鼠枠カード」という名前の用紙を使用することが多いです。
無地の用紙を使用する人もいるようですが、会葬礼状では無地は用いないのがマナーとされていますので注意しておきましょう。
御礼状に書く文面が多い場合には、二つ折りサイズの鼠枠カードを用います。

会葬礼状作成時のマナー。(書体は?)

会葬礼状を自分で作成する際は、書体についても注意が必要です。
パソコンソフトで作成する人もいると思いますが、御礼状としては明朝体が好ましいです。
他に楷書体もありますが、大切なのは参列者がきちんと読めることができるかです。
そのため明朝体などの、読みやすいフォントを選択する人が多いのです。
他のフォントも試してみて、その中から分かりやすいものを選ぶのも良い手段ではないでしょうか。
書体について分からない点は、葬儀会社や経験者に相談すると良いでしょう。

会葬礼状作成時のその他の注意点

会葬礼状を作成する際には、以下のようにその他の注意事項もあります。

①文中の句読点

会葬礼状を作成する際は、文中に句読点である「、」や「。」は用いないのがマナーです。
どうして句読点を用いないのかという理由については、次の説があります。
その一つが、元々書状は毛筆で書かれていたことに由来しています。
毛筆の書状については、近世までは「、」や「。」の句読点を用いていませんでした。

そのため会葬礼状においても、お礼状の文面中に「、」「。」は用いないのが正式とされているのです。
その他にも、冠婚葬祭についての御礼状など全般は、式が滞りなく進むように「、」「。」は用いないというものや、「、」や「。」という句読点は読む人が読みやすいようにつけるものになり、事前に句読点をつけた御礼状を渡すのは相手に対して失礼である、という説もあります。
様々な理由から、「、」「。」はつけないのがマナーとされているのです。

②会葬礼状を封筒に入れる際には二重封筒を用いない

会葬礼状を封筒に入れて渡す方もいると思いますが、その場合は二重封筒を用いないのが一般的です。
二重封筒というのは不幸が重なると言われていて、会葬礼状などの弔事では使わないのがマナーになります。
会葬礼状を封筒に入れる際には、白い無地のものがよく使われています。
また近年では略式化が進んでいて、特に封筒を用いない遺族も出てきています。
その場合は、往復ハガキを使うところもあるようです。
会葬礼状には様々なマナーが存在しますので、自分でオリジナルの御礼状を作成する際にはマナーの確認も忘れないようにしましょう。

会葬礼状を作成する際には、マナーについての確認も必要となります。
サイズや書式、フォントや用紙など様々な点で気を付けなければいけませんので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
全般的なマナーについては葬儀会社のスタッフに相談したり、ネット検索で調べたりするのもいいと思います。

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