密葬の内容について紹介

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密葬の内容について紹介

様々な事情で密葬を選択する家族もいますが、そのときはお葬式の内容や手順などをしっかり把握しておくことが大切です。
密葬のお悔やみやお知らせ方法、さらにはお供えなど知っておかなければいけないことは山ほどあります。
そんな密葬の内容について紹介します。

密葬はお悔やみに行ってもいいの?

密葬はお悔やみに行ってもいいの?

密葬に招待されなかったとき、後からお悔やみに行きたいという人もいるでしょう。
一般葬と違って密葬は特殊なお葬式ですので、お悔やみに行ってもいいのか悩むところでもあります。
このお悔やみですが、特に行くこと自体は問題ありません。
一般葬ではなく密葬と言って遠慮していると、挨拶をするタイミングを失くしてしまいます。
ただ故人の家に行くときは、時期についても注意する必要があります。
お葬式が終わった直後は一般葬や密葬に関係なく、どこの家族もバタバタしています。
そんなときに訪問してしまうと、相手は迷惑するかもしれません。
たとえ迷惑にならなくても色々と気を使うことが増えてきますので、訪問するタイミングについても注意しておきましょう。

故人の家にお悔やみに行く場合は、お葬式直後を避けて落ち着いた頃に訪問することが求められます。
そうすれば遺族側も気を遣うことなく対応できます。
そして訪問するときは、服装にも気をつけましょう。
お悔やみ時の服装では正装の必要はありませんが、基本的には黒のスーツなどがいいでしょう。
夏場の暑い時期はカジュアルなど、動きやすい服装でも構いません。
また香典の額も気になる点ですが、これには地域の慣習などもありますので、その地域にお住まいの方や年配の人に聞いてみると良いでしょう。
実際の香典の額としては、仏様やその家族との親密度によっても変わってきます。
それが形式的なお悔やみであれば3千円程度、その他のときは5千円程度が一般的です。

密葬のお知らせの方法

密葬のお知らせの方法

密葬を行うときは、その旨を参列者にお知らせする必要があります。
密葬の通知方法には、お葬式を行うお知らせと終わった後のお知らせという2つが存在します。
それぞれお知らせする事柄が異なりますので、内容を把握しておかなければなりません。
以下で2種類のお知らせを紹介します。

お葬式を行うお知らせ

まずお葬式を開催するという通知ですが、こちらは親戚以外に故人が生前に親しかった友人や知人などに限定されます。
お知らせすることは、故人が亡くなったお知らせやそのお葬式が密葬であること、葬儀を行う場所や時間、香典や供花の有無などがあります。
基本的には、故人が亡くなったお知らせやお葬式で必要なことをすべて記載し、参列してもらいたい人に明確に伝えることが大切です。
参列してもらう人の範囲としては、生前の故人との関係をよく考慮し、実際の参列者は遺族の方で判断します。
基本的に通知する相手は限られますが、その範囲には特に決まりごとが存在しません。
そのためそれ以外の方を呼ぶこともできますが、後のトラブルを回避するためにも遺族全員で協議してからの方がいいでしょう。

密葬の通知にとって最も大切なことは、密葬に決めたという点です。
お知らせを受け取った方が、その通知を見てすぐに分かるような文面にすることが大切です。
お知らせの際に、以下のように文面で必ず添えておくことが大切です。
「この度は故人の強い遺志を尊重し、葬儀を密葬で執り行うことになりました」など、その趣旨を明確に伝えるのが目的です。
お知らせに密葬という言葉があれば、それを見た相手は自分は参列すべきだ、あるいは参列しない方が良いと理解してくれるでしょう。
さらにその文面に服装や香典などの有無を記載しておけば、お知らせの通知を受け取った相手側は悩まずに済むと思います。

密葬の案内通知例

実際のお知らせの例を紹介します。
あくまでも例ですので、これを基に応用すればいいでしょう。
「父○○は かねてから病気療養中でしたが 去る○月○日○分死去致しました(享年○○才)生前のご厚情を感謝し 謹んで葬儀のお知らせ申し上げます なお故人や遺族の意向もあり この度の葬儀は近親者のみで密葬を執り行うことになりました つきましては 通夜及び葬儀 告別式は下記の通りに執り行われます 尚 誠に勝手ことながら香典や供花などにつきましては 故人の遺志によりご拝辞申し上げます」 他にも様々な文例がありますので、多くの文例を参考にすることをおすすめします。

お葬式が終わった後のお知らせ

次はお葬式が終わった後のお知らせについてです。
密葬の場合は家族葬と同じように、家族や親族以外の方の弔問や参列をお断りすることになります。
そのためまずは、お葬式の内容が密葬であって参列者が限定されること、弔電や香典、お供え物などはお断りする旨を通知する必要があります。
この場合のお知らせについても特に決まりごとなどはありませんが、お知らせすべきことの漏れがないよう、しっかり確認しておきましょう。

お葬式が終わった後の密葬の通知については、密葬終了後の四十九日を目途にするといいでしょう。
その頃までに届くように準備しておきましょう。
密葬後の通知は、故人が亡くなったことをお知らせする大切なものです。
生前に故人に縁のある方たちにお知らせすることは遺族側のマナーでもありますので、密葬の通知は必ず送るようにしましょう。

密葬終了後の通知例

密葬終了後の通知例としては、次のものがあります。
「父○○はかねて病気療養中でしたが 去る○月○日午後○字○分永眠致しました(享年○○才)葬送の儀につきましては 故人の遺志もあり近親者のみで執り行わない過日納骨を済ませましたことをここにご報告申し上げます 生前に故人が賜りましたご厚誼を深く感謝申し上げます」 こちらもその他に文例がありますので、様々なものを参考してみましょう。

密葬の通知を送る際の注意点

密葬の通知を作成する際は、句読点を付けないようにしましょう。
これは日本の歴史とも関係があり、日本語には古来より句読点がなく、後に文章を読みやすくするための補助的なものとして句読点をつけるようになったのです。
そのような伝統を重視し、お葬式や厳粛な式典などで使用する文章については、句読点は付けないことになっています。

密葬のお供えはどうしたら?

一般葬ではお供えをしますが、密葬の場合はどうなのでしょうか? 密葬では供花を送らないのが一般的であり、お供物や香典、弔電なども送らないことがマナーとなっています。
密葬というのは一般的な参列者、要するに他人が関係することを回避するのが目的になっているからです。
密葬に決めた遺族側は、家族や親族など身内だけで故人とのお別れをしたいという希望を持っています。

そういう事情も考慮して、お供えなどを送るのは控える必要があります。
お供えや香典を送ると、その分の対応を行わなくてはいけません。
それでは故人とお別れする時間がなくなってしまうでしょう。
密葬でのお供えは、お葬式が終わった後か密葬後の本葬で準備することをおすすめします。
そうすれば遺族側の負担は軽減されます。

密葬は一般葬と同じようにお悔やみに訪れても構いませんが、お供えについては控えるべきです。
また密葬を行う際は後に本葬を行うときもあれば、終わった後にお知らせを行うケースもあります。
このときに提出する通知の例文などもありますので、様々なものを参考にしましょう。

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