自宅葬の食事や流れ、メリット・デメリット

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自宅葬の食事や流れ、メリット・デメリット

以前と比べて最近は家族葬など、自宅でお葬式を行う人も増えています。
自宅でお葬式をする場合には、食事など全体的な流れを掴んでおくとスムーズに進めることができます。
自宅葬の流れや、メリット・デメリットなどを紹介します。

自宅葬の食事

自宅葬の食事?
一般的なお葬式の食事

お葬式を執り行う際には、その場で食事を振る舞うことがあります。
葬儀で振る舞う食事は、以下のような方法が挙げられます。

お通夜の後に振舞われる食事(通夜振舞い)

お葬式の前にはお通夜が行われますが、それが終わった後に故人を偲ぶための食事会を開くことがあります。
もちろん地域によってその内容は異なりますので、自分の地域がどうなっているのかは確認する必要があるでしょう。
仮に行われる場合には、お寿司、煮物、揚げ物など大皿料理を振る舞うのが一般的です。
かつては精進料理を中心とした献立を振る舞うのが一般的なマナーでしたが、現代ではそこまで気にしない人が増えています。

親族が葬祭場に宿泊した場合の朝食

一般的なお葬式の場合には親族などが葬祭場に泊まることもあり、そのようなときには朝食を振る舞うことがあります。
こちらも地域によって変わりますが、例えば北海道の札幌地方では宿泊施設が整っている葬祭場が多く存在します。
そのため親族の中には葬祭場に泊まることも少なくはなく、そのようなケースでは朝食が必要となるのです。

火葬をしている最中の昼食

お葬式の食事としては、この火葬をしている最中の昼食もあります。
葬儀や告別式が終わった後、そのまま火葬場に移動してご遺体を火葬することになります。
火葬には数時間かかりますので、その間の親族は控室で待機することになり、その間に昼食やお弁当、お茶などを振舞われます。
その際には弁当の他に飲み物や軽食、おつまみなどを用意するのが一般的です。

ただほとんどのケースがお昼前後であることから、やはりお弁当が通例のようです。
以前はお酒やビールも振る舞われていましたが、最近は飲酒運転などの問題もあることからその数は減少しています。
また火葬場に喫茶室などが用意されているところもありますので、その場合はそちらを利用するケースが多いです。
ちなみに北海道では火葬が終わった後に葬儀会場に戻り、そこで還骨の法要や四十九日法要などを行っていると言います。

自宅葬の場合の食事

一般的なお葬式では様々な食事を振る舞っていますが、自宅葬ではどのようにしているのでしょうか? 家族葬はその規模が小さく、一般葬と比べて出席する人も少なくなります。
そのため必ずしも、一般葬のような食事を振る舞う必要はないでしょう。
家族葬で自宅葬を行う際には、一般葬よりも自由な形式のものが多いことから実際の食事についても様々です。
そのため自宅の都合やケースに合わせて用意するのが望ましいでしょう。

例えば自宅葬は身内しか出席しないことから、食べ物は用意しないということもあります。
そのようなときは、食事は各自で用意することになります。
他にも生前に故人の好きだった料理を用意したり、家族の手作り料理を振り舞ったりなど、それぞれの家族によって異なります。

自宅葬の流れ

自宅葬の流れ

自宅葬の内容は色々とありますが、一般的な流れは以下のようになっています。

① 葬儀の準備

まずは自宅葬の準備です。
故人との最期の時間を大切に送るため、お葬式の内容をしっかり計画しましょう。
葬儀の準備としては、式にお呼びする人たちのリスト作りから始めると良いでしょう。
家族葬の場合には参列者は親族や親しい友人、知人に限られますので、あらかじめ呼ぶ人と呼ばない人を決めておけばその後の手続きもスムーズに進みます。
実際のリスト作成は、身内でよく協議してから決めましょう。

② 逝去、搬送

家族が亡くなった後は、葬儀社に迎えの場所や時間を連絡しましょう。
故人の死を近所の方に知られたくない方は、自宅以外の場所に安置した方が安心です。
いずれにしても葬儀社に相談することをおすすめします。

③ 打ち合わせ

自宅葬を行う際は、打ち合わせをしっかりしておきましょう。
家族が亡くなった後で心身共にお疲れかもしれませんが、その後のことも考えてきちんと行う必要があります。

④ お通夜

お通夜は、親しい方だけでゆっくり過ごせる大切な時間でもあります。
一般葬とは異なり家族葬の参列者は親しい方だけですので、故人と最期の時間をゆっくり過ごせるのが嬉しいところです。

⑤ お葬式

お葬式もお通夜と同じように小規模なものになります。
それぞれのケースで異なりますが、詳しいことは葬儀会社に相談しましょう。

⑥ お棺

ここでは生前に故人が愛用していたもの、帽子や洋服など旅立ちの際に持って行って欲しいものを入れてあげましょう。
また故人に宛てた手紙や寄せ書き、色紙などを入れる家族もいます。
なおメガネや指輪などの金属類はお棺に入れることができませんので、その場合は骨壺に入れることになります。

⑦ 葬儀が終わった後の手続き

すべての手続きが終わった後は、生前にお世話になった人たちに故人に代わって葬儀が終わった挨拶を行います。
その際は実際に呼ばなかった方や、お知らせしなかった人にも報告しましょう。

自宅葬のメリット・デメリット

自宅葬には様々なメリットやデメリットがあります。
それぞれどのようなことがあるのかを紹介します。

メリットその一「アットホームな雰囲気でできる」

家族葬など自宅葬のメリットとしては、アットホームな雰囲気で式を行えるということが挙げられます。
最近は終活などで自分の葬儀を指定する人も増えていますが、その場合は「自分のことを真剣に思っている家族や親しい人たちから見送って欲しい」と願っている人が多いです。
一般葬では様々な人が訪れますが、生前あまりお付き合いのない弔問客と一緒に行う葬儀を敬遠する人もいます。
そのようなときは家族葬のような、アットホームな雰囲気で行える自宅葬が好まれます。

メリットその二「余計なお金を使わないで済む」

一般葬と比べ自宅葬はその規模が比較的小さいこともあり、お葬式にかかる費用もそう多くはかかりません。
もろちん規模にもよりますが節約も可能ですので、かかる費用を最小限に抑えることもできます。
葬儀会社でも様々なサービスを提供していますので、費用が気になる方は葬儀会社の担当スタッフに相談してみるといいでしょう。

デメリット(社会的な別れがおろそかになる)

デメリットと呼べるものの一つに、社会的なお別れという面があります。
一般葬と比べ、自宅葬は社会的なお別れが疎かになりがちです。
生前、故人は様々な人とのお付き合いがあったと思います。
仕事上の付き合いや知人、他にも数多くの友人とのお付き合いがある人は好くなくありません。
家族葬の場合には、一般の参列者はもちろん友人や知人などへの連絡を欠くケースが多くなります。
たくさんのお世話になった人との社会的な別れが希薄になるのが、家族葬を含めた自宅葬の欠点であると言えます。
デメリットの改善策としては、お葬式後の連絡にかかっていると言えるでしょう。
どれだけ多くの人に連絡できるかで、デメリットを抑えることができます。

最近は自宅葬を選択する家族も増えていますが、その際には食事の振る舞いなどについての配慮も必要です。
また事前に自宅葬の流れを確認するのはもちろん、メリットやデメリットについても最低限把握しておき、その対策を講じておきましょう。
不明な点は、葬儀会社に相談することで解決できるはずです。

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