永代供養のお墓参りや管理費

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永代供養のお墓参りや管理費

少子高齢化などの影響もあり、永代供養を選択する遺族も増えてきています。
永代供養はお墓の管理を寺院や霊園がしてもらえることから、人気の高い供養方法の一つに挙げられています。
ただお墓参りや管理費などについての理解も必要です。

永代供養の後のお墓参りってどうすれば良い?

永代供養の後のお墓参り

故人の供養の方法としてお墓参りがありますが、永代供養の申し込みをした後はどうなるのでしょうか。
普通のお葬式のようにお墓参りをすればいいのか、気になる遺族もいるかと思います。
永代供養をした場合であってもお墓参りはできますが、そもそも永代供養と一般のお墓でのお墓参りには、どのような違いがあるの限りをそれぞれ紹介していきます。

一般的なお墓参りの個人墓や家族墓

まずは一般的なお墓でのお墓参りです。
毎年お盆やお彼岸の時期になると、家族でお墓参りする人もいるかと思われます。
一般的なお墓参りでは、現地に着いたらキレイに掃除することから始まります。
お墓をいつまでもキレイな状態に保つには、日頃からのメンテナンスが大切です。
最初にお墓の敷地内の掃除から始め、それが終わったらお墓自体の掃除を行います。

線香の燃え残りや枯れ木、ゴミなどお墓の周りには様々なものが落ちていますので、掃除をしてキレイにしておきましょう。
また雑草が生えているときは、むしっておきましょう。
お墓の中には敷地内に樹木などが植えているところもありますが、その場合は墓石が樹木で覆われてしまうことがないよう、枝葉を切るなどの処置が必要です。
お寺の方で剪定ハサミなどを用意してくれるところもありますが、念のために用意しておくといいでしょう。
一通りの掃除が終わったら、次はお供えを行います。

お墓にお供えするものとしては線香がありますが、その他にもかけ水や仏花、生前に故人が好きだった飲食物などをお供えする遺族もいるでしょう。
それぞれの地域によって異なりますが、その中には灯明をお供えするところもあるようです。
中でもかけ水については、桶や柄杓がお寺に準備されていますので、それを使いましょう。
仏花については特に決まったものがありませんので、それぞれの好みで判断しましょう。
故人が生前に好きだったお花、あるいはお参りする遺族がお供えしたいお花を選ぶと良いでしょう。
お盆やお彼岸などのお墓参りの時期が近づいてくると、お供え物がセットで販売店されることもありますので、それを利用しても構いません。

永代供養のお墓参り

次に永代供養のお墓参りについても知っておきましょう。
契約する寺院や霊園などによっても異なりますが、永代供養の合祀墓は一般のお墓とは異なり、共同の場所で管理・運営されていることが多いです。
そのため合祀墓にお参りするときは、一般的なお墓参りとはその方法が変わってきます。
永代供養のお墓は様々なものがあり、ロッカータイプや霊廟型のもの、また最近ではマンションタイプのものも出てきています。

屋内にお墓が設置されていることから、一般的な屋外のお墓と比べてキレイに管理されています。
また屋外タイプのものであっても、納骨堂タイプやモニュメント形式など常にキレイに整備されているところがたくさん見られます。
これは寺院や霊園が一括して管理しているのがその理由ですので、常にメンテナンスが行き届いていることが永代供養墓の特徴と言えるでしょう。
永代供養の契約を交わす際には管理料金を支払いますが、その中にお墓のメンテナンス料金も含まれているのです。

永代供養のお墓は合同で管理されているところがほとんどですので、一般的なお墓参りで見られるようなお花や線香などのお供え物は、持参しなくても良いことがあります。
契約の内容によって異なりますので、契約を交わすときやお墓参りに訪れる前に施設に確認しておくといいでしょう。
必要な道具を一式貸し出してくれるお寺や霊園も存在します。

永代供養に管理費はかかるのか

永代供養に管理費はかかるのか

一般的なお墓の場合は、管理費が必要になることがありますが、永代供養はどうなのでしょうか? 永代供養は納骨堂や共同墓地などを利用するのが一般的ですが、家族墓のあるところは寺院が保有する墓地を利用することもあります。
それらの納骨堂や墓地などは、維持や管理のためにお金が必要となるでしょう。

一般的なお墓のように定期的なメンテナンスが必要になり、それらのメンテナンスは管理をしてくれる寺院や霊園の方で行ってもらえます。
利用者のために参道などをキレイにしてくれるのはもちろん、照明設備や水回りを良くしてくれたりなど、快適に利用できるように配慮しています。
その際には維持費がかかりますが、永代供養の場合は初回の契約の際に、管理料金などを一括で支払うのが一般的です。
その中には通常のメンテナンス料金なども含まれていますので、契約した後に特に支払う必要はありません。

ただ大規模改修などの工事が必要になるときは、改めて維持管理費を徴収することがあります。
その場合であっても臨時的となり、毎回あるわけではありませんので心配する必要はないでしょう。
永代供養で支払う管理料の用途ですが、初回の費用で利用するものは一般的なお墓とそう大きな差はありません。
例えば納骨堂の場合は修繕費で、共同墓の場合は掃除用具などの費用やスタッフの人件費など、さらに技術料なども加わることがあります。
永代供養では、初回に支払う永代供養料の中に管理費が含まれているのが大きな特徴と言えるでしょう。

永代供養料

永代供養の契約を行う際に支払う永代供養料ですが、その内訳はどうなっているのでしょうか? 実際の内訳は永代供養費と納骨する際のお布施、そして刻字料の三つの項目から成り立っています。
中でも永代供養費は、お経などの永代に渡った供養料になります。

そしてお布施は一般墓地でもかかるものですので、永代供養でも必要と言えます。
また刻字料は、納骨堂や共同墓地に戒名などを入れたりするときに必要となるものです。
永代供養料については、寺院や霊園などによってその料金は異なりますが、10~100万円とその幅が大きいのが特徴です。
料金の違いはお寺や霊園の大きさや規模、さらに墓石の形式や種類などがその要因に挙げられます。

永代供養の家族墓とは?

永代供養の家族墓は、合祀墓と個別墓の2つの種類に分類できます。
合祀墓は多くの遺骨をまとめて埋葬するものであり、個別墓はそれぞれ個別に建てられたお墓のことです。
このうち個別の墓を家族向けにしたのが家族墓であり、家族墓は夫婦やその子供など二世代で利用できるのが特徴と言えます。

また家族墓の場合は、一般的なお墓のようなどの範囲の親族を家族にするのかなどの制約がありません。
そのため夫婦とその子供など家族構成に関係なく利用できるのが特徴であり、兄弟姉妹の関係であっても特に問題ないということになります。
永代供養の家族墓は、これまで慣れ親しんできた家族と一緒に埋葬できるのが魅力的な点です。
そして永代に渡って供養されることから、一般的なお墓によくあるような無縁仏になる心配もないのです。
このように家族墓があることも、永代供養の人気に繋がっていると言えます。
供養の方法を考えている方は、家族墓を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

一般的なお墓と同じように、永代供養の契約をした後もお墓参りは可能です。
また永代供養は初回に支払う永代供養料に管理料金も含まれていることから、管理費がかからないのが一般的です。
永代供養には家族墓がありますが、慣れ親しんできた家族と一緒に埋葬できるのが特徴と言えます。

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