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マンションと戸建ての特徴と新築と中古のメリット・デメリット

1)マンションと戸建てそれぞれの特徴

マンションと戸建の特徴!
コスト面
購入時の費用

物件購入時の費用は、2017年上半期の関東エリアのデータでは、平均ではマンションの方が高くなっています。

  戸建て 新築マンション
東京都 6460万円 6793万円
神奈川県 5624万円 5213万円
埼玉県 3984万円 4327万円
千葉県 3626万円 4132万円

(2017年上半期の新築マンション 建売住宅の地域別平均価格(出典:不動産経済研究所))

マンションは駅付近や商業施設近くなどに立てられており、戸建てより立地条件が良い場所が多いです。
昨今では、外国人観光客の増加で、同様の立地条件のホテル需要の伸びなども影響し地価が高騰しており、マンション価格が高い傾向にあります。

また、購入時に物件価格以外の諸費用については、下記の通りになります。

登記時の登録免許税 土地の割合が高い戸建ての方が高いです。
固定資産税/都市計画税 税金の軽減措置がマンションの方が長いです。
戸建ては3年、マンションは5年です。
引っ越し費用について

引っ越し費用についても、部屋数が多く、耐久消費材(エアコン、カーテン、電球など)が多い戸建ての方が割高です。

2014年住宅金融公庫データより

戸建て新築 201万円
マンション 85万円
建売 105万円
毎月かかる費用

毎月かかるランニングコストはマンションの方が高くなる傾向にあります。
マンションの場合、毎月管理費用、修繕積立金合わせて2万円以上かかります。

メンテナンス費用

メンテナンス費用は戸建ての方が安いと言われています。
マンションの場合、メンテナンス費用は管理費や修繕積立金として毎月支払いをします。
30年ローンを組んだ場合で比較すると次のようになります。

戸建て 690万円
マンション 修繕積立金として352万8000円~667万7800円
専有部分に関しては別途 約200万円~300万円

(日本FP協会「夢をかなえるくらしとお金のワークブック」)

マンションの修繕積立金はあくまで、階段やエレベーターなどのみんなで使う共用部分の修繕に充てられるため、自分の住む住居(専有部分)の内装の修繕、リフォーム代金はあくまで自己負担になります。

住み心地
耐久性、耐震性
マンション 鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート作られているため耐久性・耐震性共に高く自然災害に強いという特徴があります。
戸建て
木造
木造の場合は古くから実績があり、軽く、柔軟性があるため耐震性が高いです。
また、耐火加工されている木材も多く、火災などにも強いです。
鉄筋コンクリート
耐用年数が高く、耐震性、耐久性共に優れています。コンクリートは不燃材料のため火事にも強いです。
鉄骨構造
自由な間取り、施工の安定性はありますが、軽量鉄骨の場合は地震が起きた際に揺れを感じやすく、火災にも弱いため耐久性はあまり良くないと言えます。
通風、採光
マンション 別棟が立ち並んでいる、部屋の位置によっては、採光、通風があまり良くないと言えます。
角部屋で三方向に窓があるなどの場合は良好な採光、通風の確保が可能です。
一戸建て 周辺の建物状況によっては、採光、通風の確保が難しい場合もありますが、基本的には建物としての独立性も高く、窓の数がマンションより多いため、採光、通風に確保はしやすいと言えます。
設備
マンションで人気の設備
最近のマンションで標準設置されている設備
(1)食器洗い乾燥機(ビルトイン)
食器洗い乾燥機は手洗いより水道代が安く、また、高温水で洗って素早く乾燥させるため除菌効果が高く衛生的です。
(2)オートロックとセキュリティインターフォン
これはマンション入り口にオートロック、セキュリティインターフォンが設置されているため、自分の家やアパートの部屋の前で、インターフォンを押されることが無く防犯性の高い設備です。
防犯性という観点では、常駐の管理人がいるマンションの方が圧倒的にと戸建てより有利です。
戸建てはマンションに比べると、防犯性は脆弱です。敷地内に侵入してしまえば、ひと目につきにくく、窓が多いので侵入経路も豊富です。常駐の管理人もいませんし、留守だというのも分かりやすいので、簡単に標的にされてしまいます。
(3)ディスポーザー
最近のマンションでは標準的に設置されています。
ディスポーザーとは生ゴミの粉砕機のことです。
シンク下に設置されているタンク内で粉砕されて排水処理槽に流してくれるためとても便利で人気のある設備です。
(4)床暖房(ビルトイン)
床暖房はマンションならではの良さがあり人気の設備です。
マンションは戸建てと違い機密性が高いためすぐに部屋全体が暖かくなります。
しかし、部屋全体で使うとガス湯沸かし器が全開状態になるため、コスト高になりかねません。そのため、部分使用可能な切り替え機能があるかという点はしっかりと確認しておきましょう。
(5)コンシェルジュボックス
マンションに設置されている宅配ボックスのことです。宅配、荷物の預かり、クリーニングの発送にも利用できます。
最近ではカードキーをかざすだけで、音声が荷物の有無を教えてくれるものも設備されています。
(6)ゴミ集積所
これもマンションならではのメリットです。
時間や曜日に関係なく、集積所にゴミを出すことができます。
ごみの管理は清掃員の方が行いますから、いつでもゴミを出すことが可能です。
また、共用部なので、集積所の掃除は、管理会社に任せられるのもメリットです。
戸建てでの設備
(1)庭、物置
自由に使える庭で伸び伸びとガーデニングができたり、子供とのコミュニケーションを取れるというのは魅力があります。
また、庭に物置を設置すると収納面でもかなり効果があります。
(2)駐車場
マンションと異なり、玄関を出るとすぐに駐車場があるというのも、毎日の生活となると重要です。マンションの場合は特に高層階の方は出かける度に階段の上り下り、エレベーターの待ち時間が付きまとうため意外と煩わしいという声もあります。
(3)屋根裏収納
屋根裏は床面積に含まれないため、高さ140cm以下などの条件を満たすことで、スペースの有効活用が可能です。
同じ床面積ならば、一戸建ての方が収納力があるためこれもファミリーの方には最適です。
(4)一戸建てでもマンションで人気の設備は後々導入可能
一戸建てであっても後で床暖房やカメラ付きインターフォンなどの導入は十分に可能です。
標準的に装備されている魅力はありますが、一戸建ても後発的に便利な設備を導入することは可能です。
間取り

マンションはファミリータイプでは3LDKが主流です。
同価格帯の場合は、一戸建てでは4LDKが多いです。
部屋の数が1室多いぶん各部屋の広さもマンションより広めになっています。

家族が4人以上であれば、戸建ての方が間取りや広さでマンションより広々と使うことができます。

しかし、マンションにもメリットはあり、部屋数が少ない分、家族が居間に集まりやすくコミュニケーションが円滑になるという効果も期待できます。

戸建ては2階に3部屋を配置する間取りが一般的です。

そのためどうしても家族間のコミュニケーションという点では、マンションの方がより親密に家族で過ごすことが出来そうです。

しかし、子供の後々の成長を考えるとプライバシーを重要視するという選択肢もあるため、ご自身のライフプランにあった選び方が重要です。

家事のしやすさ、動きやすさ

マンションも戸建てにも共通項目として家事のしやすい間取りというものがあります。

例えば、キッチンからトイレ・バスルーム・洗面台の水周りは集中して配置すると掃除の際に楽ですし、食事を作るとき、冷蔵庫・シンク・調理台(食材のカット・盛り付け)・コンロの間を少ない歩数で移動できるように間取りすると、食事作りの際も動きやすくなります。

セキュリティ

前述の通りマンション入り口にオートロック、セキュリティインターフォンが設置されており、常駐の管理人がいるマンションの方が戸建てより安全性が高いです。

戸建ては敷地内に侵入も容易で、窓などの侵入経路も多いです。
しかし、カメラの設置やセンサーライト、ブザーの設置をすることで防犯性を高めることも十分可能です。

マンションは近隣と密着しており、高い遮音性が必要です。
新築マンションでは防音設計がしっかりと取られている場合もありますが、築年数の古い物件などは注意が必要です。

戸建ての場合は、マンションと違って建物が近隣から独立しています。
そのため比較的騒音トラブルは少ないですが、窓や換気扇からの音漏れには十分注意が必要です。

庭、ペット
ペット
(マンション)
マンションの場合はマンション管理規約でペット飼育は禁止されていることがあるので十分注意が必要です。
近年ではペット可能なマンションも増えていますが、ペット可でも騒音トラブルなどで苦情が来るケースもあるため充分注意が必要です。
また、庭に物置を設置すると収納面でもかなり効果があります。
(一戸建て)
一戸建ての場合は、マンションのような規約制限はありませんので自由にペットを飼うことができます。
しかし、近隣住民とのトラブル(臭いや鳴き声による騒音)には十分気を付けましょう。
庭、ペット
(マンション)
また、専用庭付きマンションの場合はガーデニングを楽しんだり、開放感がある空間で子供とコミュニケーションを取ることも可能です。
しかし、専用庭はあくまで共用部分のため そこの住人が専用的に使うことを認められた「専用使用部分」であることから一定の制限を受けることになります。
(一戸建て)
一戸建ての場合は、庭があれば自由に使うことができるため一戸建てを選択する方の多いです。
自由なスペースととして楽しむこともできますが、虫の発生や芝の管理など手間がかかかることもあります。

2)マンションか戸建ての特徴を踏まえて結局どっちがいいの?

結局どっちがいいの?

立地条件を考えると戸建ては郊外に多いため、職場と自宅の通勤や通学等の利便性、そして住まいの快適さを求めるならば、マンションがおすすめです。
反対に一戸建てはマンションと異なり規約がないため、自由度が高い暮らしが実現可能です。
庭に駐車場を作ったり、ペットを飼ったり、リフォームしたりと、自由に決められるという魅力があります。

3)第二の選択肢は新築か中古

新築物件のメリット、デメリット
メリット
デメリット
① 中古より高額です。

「新築プレミアム」が上乗せになっているためです。

日本の家屋は1年経過するごとに資産評価額が下がるためこの下落幅が新築プレミアムになります。

② 立地は郊外が中心になります。
駅前など利便性が高い場所には商業施設が立ち並んでいるため、新築一戸建てはどうしても立地条件が悪くなりがちです。
中古のメリット、デメリット
メリット
デメリット
① メンテナンスが新築より高いです。
古い物件ほど不具合が出やすくメンテナンス費用がかかる傾向があります。
② 法的な保証期間が短いです。
中古の多くは、個人間売買となり、その場合の多くは瑕疵担保期間が購入後3カ月程度、または瑕疵担保そのものがありません。

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