開眼供養の手順や納骨について

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開眼供養の手順や納骨について

開眼供養を行う際には、できるだけ早めに準備を行う必要があります。
また納骨も一緒に行う場合は納骨式の用意もしなければなりませんので、事前の打ち合わせをしっかり行っておきましょう。
開眼供養の手順などについて紹介します。

開眼供養の手順

開眼供養の手順

お墓を購入した後に開眼供養を行う際には、できるだけ早めに準備をすることが大切です。
供養してもらう住職や、参列していただく方の都合などもあるからです。
まずは開眼供養に必要な準備から知っておきましょう。

開眼供養の際に必要な準備

お墓の開眼供養を行う主宰者は、通常はその墓の施主が務めるのが一般的です。
また実際に供養を行うには、以下の準備が必要になります。

①お墓の準備

当然のことですが、お墓の開眼供養を行う際には事前にお墓を購入しておくのが前提です。
お墓を購入したらしっかりとメンテナンスを行い、お清めをしましょう。
そして当日は、祭壇やお供え物などの準備も必要です。
地域で違いはありますが、場合によっては両隣のお墓にもお供えをすることがあります。
祭壇やお供え物の内容などについては、寺院や墓地管理会社、葬儀会社や石材店などに相談しておくと安心です。
また墓石には故人の戒名などの石彫りを行いますが、開眼供養の日までに間に合うように石材店に手配をしましょう。

②住職手配と日程調整

開眼供養の当日は菩提寺の住職に読経してもらうのが一般的ですので、その場合はお寺に連絡して日程などを調整します。
連絡する時期については開眼供養の日までに間に合うことが前提ですが、様々な準備もありますので遅い場合であっても1ヶ月前までには連絡を行うようにしましょう。
近所に付き合いのある菩提寺がない場合は、墓地管理会社や石材店、葬儀会社などに相談してみましょう。

③参列者への連絡と出欠確認

開眼供養の日時が決まったら、参列していただく方に連絡しましょう。
具体的に参列していただく方というのは、親戚や故人の友人、知人などです。
参列予定者への連絡は、それぞれに案内状を送って出欠の確認をすることになりますが、案内状には開眼供養の日時や場所、地図などの他に当日は開眼供養だけを行うのか、または納骨式も一緒に執り行うのか、ということも明記しておく必要があります。

④会食の手配

開眼供養が終わった後に食事会を行う場合には、その手配も必要です。
会食には僧侶や参列者を招待します。
会場については寺院や墓地のある施設で行うこともありますし、葬儀会館やホテルなどで行う場合もあるため色々なことが考えられます。
また墓地から会場までの距離が遠い場合には、バスやタクシーなどの手配も行います。

開眼供養を行う手順

開眼供養を行う手順を紹介します。

①工事完了の確認

お墓の工事を依頼した石材店に、工事完了の日を確認します。
開眼供養を行うためにはお墓が必要ですので、工事がいつ頃終わるのか事前に確認しておきましょう。

②家族や親族との日程調整

開眼供養を行う際には、家族や親族、故人の友人、知人など参列していただく方の日程の調整をします。
時期にもよりますが、例えばお盆前やお彼岸近くの場合はとても忙しいことがありますので、早めに確認する必要があります。

③お寺との日程調整

開眼供養の日に来ていただくお寺の住職と日程調整をします。
その際には、次の点も聞いておくと良いでしょう。
具体的には「当日の服装」、「お供え物」、「他に必要な持ち物」、「骨壷の処分の方法」などについてです。
寺院の墓地を利用している人で、墓地があるお寺と菩提寺が違う場合には注意が必要です。
実際に開眼供養をしてもらうお寺が菩提寺ではなく、墓地を所有しているお寺ということもあるからです。
そのため墓地を所有しているお寺への確認が必要になることもあります。

④決定事項の連絡

お寺と相談して決まった事柄を、家族や親族、石材店に連絡しましょう。

⑤開眼供養

開眼供養では、住職が魂入れの儀式をした後にお墓参りができるようになります。
当日に法要に来られない家族や親族、故人の友人などに、開眼供養が無事に終わったことを報告しておきましょう。

開眼供養をしない方がよい日は?

開眼供養をしない方がよい日は?

開眼供養をする場合には、その日取りも気になるところでしょう。
日取りと聞いて真っ先にイメージするのは、仏滅や友引などの六曜ではないでしょうか。
「結婚式は大安がよい」、「お葬式は友引を避けた方がよい」などと言われていますが、そもそも六曜にはどのような意味があるのでしょうか?

先勝「せんしょう・さきがち」

先勝は「先んずれば勝つ」という意味を持っており、急いで行うと吉、早くやれば吉など、後回しにするのは良くはないと言われています。
つまりは「早起きは三文の徳」と同じ意味、と見ていいでしょう。
先勝の日は、午前中が吉で午後は凶になり、大安ほど吉ではありませんが午前中であれば大安に勝るとも劣らない日だと言われています。

友引「ともびき」

友引はその言葉通り「友を引く」、要するに「親しい友人などを呼び寄せる」という意味を持っています。
そのためお葬式などの弔事や凶事には適していない、とされています。
友人を一緒にあの世まで引っ張っていく、という意味があるからです。

先負「せんぷ・さきまけ」

先負け「先んずれば負け」という意味があり、先勝とは逆の意味とされています。
あまり急いで物事を行わずに、しっかりと考え準備してから行うのがよい日です。
午前中は凶ですので行動しないで、吉の午後に行動を起こすのがよいと言われています。

仏滅「ぶつめつ」

仏滅は「仏が滅びる」という意味があり、とても縁起が悪い凶日とされています。
そのため祝い事は避けることが多い傾向にあります。

大安「たいあん」

大安は「大いに安し」ということで、何をしてもいいという意味になり、六曜の中では最もよい日とされています。

赤口「しゃっこう・せきぐち」

赤口は血や火、つまり刃物や火事に注意する日とされています。

このように六曜には様々な意味がありますが、最近では六曜を気にする方は昔よりも少なくなってきています。
ただし気にしている方もまだたくさんいますので、最終的には自分自身の判断になります。
迷ったときは、お寺や親族、葬儀会社などとよく相談することをおすすめします。

お墓の開眼供養と納骨について

お墓の開眼供養は、当日に開眼供養だけを行うこともあれば、一緒に納骨式も行う場合もあります。
納骨式を一緒に行う際には、その分の準備も必要です。
例えば、お寺の住職に菩提寺以外の場所に来ていただく場合には、その分のお車代やお布施なども別に用意しておきましょう。
他にも、納骨代や香炉、燭台といった仏具や会食をする場合には、そちらの準備も必要です。
供物については、山の幸としては高野豆腐やしいたけ、さつまいも、海の幸としては、昆布やわかめなど様々な物があります。
また寺院墓地以外でも納骨は可能であり、例えば霊園などでも開眼供養と一緒に納骨式ができます。
地域などによって手順が異なることもありますので、まずは管理会社や葬儀会社、石材店などと相談して決めると良いでしょう。
納骨式を一緒に行う場合には、案内状にもその旨を書く必要があります。

開眼供養をする際には、事前に手順を確認しておくと当日はスムーズに進めることができます。
また六曜など、開眼供養をしない方がよい日について気にする方もいますが、最終的には自分自身での判断になります。
お墓の開眼供養と一緒に納骨式を行う場合には、早めに準備しておくことが大切です。

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