密葬も一般のお葬式と同じように遺影などが必要になる

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密葬も一般のお葬式と同じように遺影などが必要になる

小さいお葬式として、家族葬と共に人気を呼んでいるのが密葬です。
密葬を行うときは、一般的なお葬式との違いについての理解も必要です。
例えば密葬も一般のお葬式と同じように遺影などが必要になりますので、早めに準備しておかなければなりません。

密葬と遺影

密葬と遺影

お葬式では遺影を飾りますが、密葬でも故人の遺影を飾ります。
もちろん家庭によって異なりますが、通常は飾ることが多いでしょう。
そのため事前に準備することになりますが、お葬式の準備の中で最も慌てることが多いのが、遺影として使用する写真の準備と言われています。
密葬で遺影を準備するときは、原本サイズの写真を用意しておきましょう。
写真選定のポイントとしては、顔の大きさが2cm以上に加え、きちんとピントが合っていることです。
遺影として使用する写真は、通常では顔の大きさが10cm以上になることが多いので、ピントが非常に重要になります。

原本の写真のピントが合ってないと、遺影の写真はさらにピンボケしてしまいます。
また服装も大切ですので、ピンボケチェックと一緒に確認しておきましょう。
ただ必要な場合は着せ替えもできますので、どうしても適当な写真がないときは修正してもらうといいでしょう。
密葬の遺影に限りませんが最近は自然な感じの写真を選定し、背景や服装だけを修正する人も増えているようです。
遺影写真について不明な点は、専門の写真店などに問い合わせましょう。

密葬は親族をどこまで呼ぶ?

密葬は親族をどこまで呼ぶ?

密葬は小規模なお葬式であり、実際に参列する親族の範囲に決まりはありません。
そのため声を掛けるのは家族や親族だけなのか、故人と生前に親しく付き合っていた方にも伝えていいのか気になる方もいるかと思います。
密葬の案内をする範囲には特に決まりごとがないのが実情ですので、お葬式に呼ぶ人については家族や親族で相談して決めるといいでしょう。

例えば、密葬に呼ぶのかを迷っている方がいる場合には、その人も呼んだ方が良いと言われています。
お葬式が終わった後に、その人から「どうしてお葬式に呼んでくれなかったのか」と、問い詰められる恐れがあるからです。
さらに後日、自宅に弔問に来る可能性もあります。
他にも様々なケースが考えられますので、家族で相談して決めることをおすすめします。

密葬と葬儀の違い

密葬は家族や親族、故人の友人など、ごく一部の限られた人たちが参列するお葬式です。
一般的なお葬式と比べて規模が小さいのが特徴であり、お葬式にかかる費用も安くなります。
密葬はお通夜とお葬式、告別式を行った後に日を改めて一般の方を招く本葬を行うのが一般的です。
お葬式と本葬がセットで行われるのが密葬でもあるのです。
一般葬と内容は似ていますが、以下のように密葬ならではのメリットもあります。

家族と親族だけでお葬式ができる

密葬は、家族や親族など気の知れた人たちだけでできるのが特徴です。
一般葬では数多くの方が参列しますので、その対応に追われます。
またその中には、あまりお付き合いのない人もいるかもしれません。
一般葬のように参列者が多い葬儀は、喪主や家族にとっては大きな負担になります。
そのような事情が、密葬や家族葬が流行している理由とも言われています。
密葬を参列者が限られていますので、ゆっくりと落ち着いて故人最期の時間を過ごすことができます。

お院で供養をしてもらえる

一般葬では、喪主の仕事は多岐に渡ります。
葬儀会社との段取りの打ち合わせを始め親族への挨拶や参列者の対応など、お葬式当日は様々な仕事が待っています。
もちろん寺院との対応も、しっかり行う必要があります。
そういう状況の下では、故人に対する供養はどうしても後回しになってしまうでしょう。
その点で密葬は参列者が少ないなど、お葬式の規模が小さいので喪主の仕事は限定されます。
また喪主が忙しいときは他の家族や親族が代行してくれますので、効率の良いお葬式が実現できます。
お葬式で密葬を選択すれば時間的に余裕がありますので、故人の供養も時間をかけて行えるということになります。

時間をかけて本葬の準備ができる

密葬を選択すれば、後日に実施する本葬の準備に多くの時間をかけることができます。
密葬で行う本葬は、通常は家族が死亡した後の1ヶ月後や四十九日法要に合わせて行います。
一般葬と違い密葬では時間に余裕がありますので、本葬を行う場所や費用などの準備も落ち着いてできます。
このように時間的な余裕があることから、参列してもらいたい方に故人の訃報がきちんと伝えることもできるでしょう。

本葬の内容を自由に決めることができる

密葬ではお葬式の後に本葬を行いますが、その場合は告別式や偲ぶ会、またお別れ会など自由に決めることが可能です。
密葬の段階で菩提寺の僧侶に依頼して供養を行いますので、本葬の段階で宗教的儀式はすべて済んでいることになります。
そのようなこともあり、本葬では宗教スタイルにこだわらなくても大丈夫です。
密葬では多くの宗教観を持つ人たちが参列しますので、宗教に関係のない式が好まれています。
実際に行われている本葬ですが、著名人や会社経営者などが行う本葬は、ホテルなどでの場所でお別れ会などを行うケースが多いです。

以上のように密葬には様々なメリットがありますが、以下のようにデメリットもありますので注意しておく必要があるでしょう。
密葬のデメリットとしては、まずお葬式の数があります。
一般葬は一度の式ですべて終わりますが、密葬では葬儀と本葬の二度行うことになります。
そのため喪主や家族、親族はそれぞれお葬式のための日程調整を行う必要があるでしょう。

時間に余裕がある方であればいいのですが、余裕がない方は向いていないと言えます。
またお葬式を二度行うこともあり、その分の費用もかかることになります。
もちろんお葬式の内容や規模にもよりますが、規模が大きくなればなるほど費用が増えてきますので注意しておきましょう。
ただ一度のお葬式を大規模の内容にした場合は、密葬のように二度に分けた方が安あがりになることもあるようです。

密葬を行う際の注意点

密葬を行う際はいくつか注意する点がありますので、お葬式をする前に確認しておきましょう。

密葬をすることは周囲に分からないようにする

密葬は家族や親族など、ごく親しい人たちだけで行うこともあり、他の方に知られないようにする必要があります。
葬儀に参列してもらう予定以外の方に伝わってしまうと、実際に密葬を行っている際に対応に追われることになります。
そのような事態を回避するためにも、できるだけ密葬のことを周囲へ伝わらないようにしなければなりません。

家族や親族、菩提寺などの関係者の理解を得る

一般葬と異なり、密葬というのは火葬までを事前に行うこともあり、本葬に参列する人たちは故人と対面することはありません。
そのため本葬の有無に関係なく、関係者には密葬のことを相談して理解を得るようにしましょう。

本葬を行わない場合の弔問客対応

本葬を行わない場合は、自宅に弔問客が訪れることがあります。
たくさんの方が訪れるケースもありますので、香典返しなどの準備をしておく必要もあるでしょう。

一般葬と同じように密葬でも遺影を飾ることがありますので、事前に用意しておきましょう。
また密葬は一般葬と異なり、参列する人たちの範囲が異なります。
親族をどこまで呼ぶのか迷ったときは、家族や親族で協議して決めるようにしましょう。

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