患者が入院した際は、まず家族や兄弟姉妹にその事実を伝えましょう。このとき、病院へのアクセス情報も一緒に伝えることが重要です。これにより、必要な時にすぐに駆けつけられるようになります。
危篤の連絡を誰にするか、その範囲を事前に決定しましょう。通常、本人の直接の家族や兄弟姉妹に限られます。もちろん、特に親しい甥や姪がいれば、彼らが病院に来ることも考えられますが、通常はその親である叔父や叔母が連れてくることが多いです。甥や姪を直接呼ぶのは、関係が非常に深い場合に限られます。病室には他の患者もいるため、来訪者の人数は最小限に抑え、本当に親しい血縁者や特別な関係のある人だけを通知するように心掛けてください。
事前に家族や親族間で連絡係を一人選んでおきましょう。危篤の知らせが届く前にこの準備を整えることで、混乱を避け、重複する連絡を防ぐことができます。危篤の連絡があった際には感情的になりやすく、同じ人に何度も連絡してしまうことがよくあります。キーパーソンを設定することで、このような重複や混乱を効果的に防ぎます。
家族が危篤の際に伝えるべき内容を明確にし、混乱を避けるために次の7つの事柄を明確かつ簡潔に電話で伝えることが重要です。
夜分遅くに失礼いたします。◯◯の息子、◯◯と申します。
母が危篤状態にあり、現在意識も朦朧としており、医師からはもう長くはないと伝えられています。
こちらは◯◯病院の◯号室で、住所は◯◯です。
面会時間は〇時から〇時までです。
私の連絡先は◯◯です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
伝える内容は、ただ病院に呼ぶのではなく、死が迫っている事実を伝えることが主目的です。病院に来るかどうかは相手の意志に委ねます。
キリスト教徒の危篤時の対応は、カトリックとプロテスタントで異なる特色があります。
カトリック教徒の場合、危篤になるとまず神父に連絡し、病者の塗油の秘跡を行います。これは、神父が信者の額と両手に聖油を塗る儀式で、罪の赦しと神の恵みを請う内容です。また、聖体拝領を通じて信者はキリストの死と復活に結びつき、復活の保証を得ます。儀式には「白の布をかけた小机」、「十字架」、「ロウソク」、「聖水」、「聖油壺」、「綿」、「タオル」が必要です。
プロテスタントでは、儀式の自由度が高く、形式にこだわりません。牧師が聖餐式を行い、信者にパンとぶどう酒を与え、聖書の一節を読みます。これはキリストの「最後の晩餐」を象徴しており、信者は神に召される時の準備を整えます。枕元には白または黒の布を掛けた小机、燭台と花、聖書を配置します。
どちらの宗派も、危篤状態にある信者が教会に連絡し、所属教会の牧師や神父による最期の祈りと儀式が行われます。家族は共に祈りを捧げ、教会や病院の許可がある場合に限り、病室で儀式を行います。
これらの違いを理解し、信者や家族が宗教的な支持を受けられるよう適切な準備を行うことが大切です。
会社名 | 合同会社第一Web |
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主たる業務 |
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資本金 | 350万円 |
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